○札場河岸公園
・芭蕉像
・草加宿芭蕉庵
・望楼
・正岡子規句碑
・高浜虚子句碑
・札場河岸跡
・甚左衛門堰跡
・利根川百景 綾瀬川と松原
・日本の道百選 日光街道
かつての綾瀬川の「河岸」の面影を再現する公園です。
平成4(1992)年に、国土交通省「手づくり郷土賞」を受賞しています。
お休み処で売店です。
望楼の内部は螺旋階段になっており、のぼって周辺の景色を眺めることができます。
(碑文)
「梅を見て野を見て行きぬ草加まで」
正岡子規は、明治27(1894)年、高浜虚子を伴い、上野根岸の子規庵から千住に出て、
日光街道を草加町まで歩き、引き返して西新井大師を参詣しながら帰途に就いています。
子規以降、多くの文芸家が草加を訪れています。
(碑裏)
「子規と草加
俳人、正岡子規が草加を訪れたのは、明治二十七年の三月、高浜虚子とともに郊外に梅花を探る吟行の途次である。
このときの紀行文である「発句を拾ふの記」によれば、上野の根岸から草加まで歩き、茶店に休息を求め、昼食をとり、再び去った。そのわずかな有縁を証す詠句は、文芸の街を傍称する草加にとって貴重な作品である。
ここにその句を刻し、子規を顕彰するものである。
平成五年三月二十一日 正岡子規句碑建立委員会建之
碑文揮毫 梶田越舟」
「巡礼や草加あたりを帰る雁」
「高浜虚子肖像」(国立国会図書館「近代日本人の肖像」
明治7(1874)年2月22日〜昭和34(1959)年4月8日
札場河岸(甚左衛門河岸)は、野口甚左衛門家が特定の者に請け負わせて運営する私河岸でした。
綾瀬川に面して、階段があります。
綾瀬川の舟運は、上り荷は主に下肥、下り荷は主に米でした。
綾瀬川と伝右川の間にある古い煉瓦造りの二連アーチ型水門です。
明治27(1890)年に完成し、昭和58(1983)年まで使用されました。
埼玉県指定文化財に指定されています。
昭和63(1988)年に利根川百景に選定されています。
昭和62(1987)年に日本の道百選に選定されています。
碑のデザインは埼玉県の県土の形になっています。
右下のプレートが草加市の位置です。