<宝川温泉の歴史>
大正12(1923)年、林業を営んでいた初代社長の小野喜與三氏が、
「白鷹の湯」と古くから呼ばれていた温泉に湯治場として宿を建てたのが始まりです。
古くからの宿ではありませんが、レトロな雰囲気があります。
宝川温泉の名前は、宿の中央を流れる宝川に由来しています。
<大手門>
<日本武尊命像>
日本武尊が武尊山に登った時に具合が悪くなり、
この温泉で病を治し旅を続けることができたと伝えられています。
駐車場の手前にあります。
<皇太子殿下美智子妃殿下行啓記念>
上皇、上皇后さまが宿泊されています。
初代社長です「小野喜與三謹書」とあります。
「日本武尊命像」の左手にあります。
<宝川温泉案内絵図>
駐車場に宝川温泉案内絵図があります。
<宝富士>
標石に「宝富士」とあります。
<受付>
受付の屋根の下に以前は熊のプレートがありましたが、外されていました。
<日帰り入浴>
入浴料は、2020年5月から9月まで特別料金1000円、2020年10月1日から1500円。
受付9:00-16:00(風呂の利用は16:45まで) 2時間まで
男女ともに用意された「湯浴み着」を着用します。
コロナ対策で食堂は休業中です。
<配布物>
チケットの写真は露天風呂「摩耶の湯」(女性専用)です。
「露天風呂の飲酒、喫煙、写真・動画撮影、泥水状態でのご入浴は堅くお断りいたします」と記載。
このため、以下露天風呂の画像はありません。パンフレットの写真のみ引用です。
<宝川山荘入口>
<館内>
館内入ってすぐ右手に温泉分析書が掲示されていました。
3号井だけの分析書だったので、詳細は省略します。
2階は閉鎖中。芸能人の色紙多数。子連れの外国人も多数でした。
矢印の案内に従って、露天風呂へ。
<宝川山荘内風呂>
露天風呂へ行く前に内風呂へ直行。「白鷹之湯」。
男女別浴室。川沿ではないので、宝川は見えません。
カランの湯が源泉です。頭からかぶると硫黄臭がします。
分析書では遊離硫化水素0.0mgですが、項目があります。
露天風呂が有名な宝川温泉ですが、内湯のカランの湯が一番気にいりました。
露天風呂から上がって内湯に再入浴して再度、頭からカランの源泉を浴びました。
<分析書>平成17年9月26日
源泉名「宝川温泉 3号井、4号井、5号井混合泉」
単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
成分総計0.70g
利用状況「加水(温度調整のため) 加温なし 循環ろ過なし 薬剤なし」
※露天風呂では混合している1号井は、内湯では混合していません。
そのためか成分総計は露天風呂より濃いですね。
加水あり表示なので、カランの源泉が一番濃いということになります。
宝川温泉HPの記載によると、
「宝川温泉は全湯、源泉掛け流しの温泉です。
摩訶の湯・般若の湯・大浴場(殿湯・姫湯)は源泉掛け流し100%の天然温泉です。
麻耶の湯・子宝の湯は温度調節の為、夏の間加水いたします。」
<掲示>
宝川山荘内湯にも、露天風呂での撮影禁止の掲示。
外国の方の利用も多いからでしょね、わかりやすく6カ所のカメラ禁止マークです。
<服に着替えて移動>
内湯から露天風呂の2カ所ある脱衣所までは、服に着替えての移動となります。
露天風呂間の移動は、湯浴み着・素足での移動可です。
<庭園>
庭園の中を進みます。
<つり橋「白鷹橋」>
つり橋「白鷹橋」に到着。
汪泉閣と露天風呂の連絡橋です。
宝川の河床が風変わりです。
日乃本一の大露天風呂へ向かいます。
<源泉標識(第1号井)>
<大黒殿>
自動販売機と天狗の面があります。
天狗の鼻の頭はテカテカに光っています。
外に碇の忠魂碑。
大露天風呂はまだ先です。ここから石段まで直進します。
<洗心道場>
弁財天が祀られています。
<芭蕉句碑>
芭蕉句碑が2基ありました。
「初雪や水仙の葉乃たはむまで 芭蕉」
「百歳の気色を庭の落葉哉 芭蕉」
宝川を渡った通路にありますが、撮影禁止ゾーンなので画像なし。
<露天風呂>
吊橋と露天風呂は撮影禁止ゾーンなのでパンフレットの画像です。
「般若の湯」
宝川左岸下流。50畳。脱衣所の横にかけ湯と水のみ場あり。浅めです。
「摩訶の湯」
宝川左岸上流。120畳。昭和15年に完成。露天風呂奥に不動明王。
「子宝の湯」
宝川右岸。200畳。宝川に架かる、つり橋「子宝橋」を渡って行きます。
「子宝の湯」の上屋には、武尊神社が祀られています。
祀られているはずの薬師如来は見当たりませんでした。
かけ湯がありましたが冷たかった。そのまま露天風呂へ投入されていました。
「摩耶の湯」
宝川左岸一番下流にある露天風呂。100畳。女性専用。
チケットの写真も摩耶の湯です。
昔手に入れていた入浴割引券の写真も摩耶の湯でした。
<摩訶の湯分析書>平成17年9月26日
脱衣所の外の壁に分析書の掲示がありました。
源泉名「宝川温泉 1号井、3号井、4号井、5号井混合泉」
単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
成分総計0.51g
利用状況「加水なし 加温なし 循環ろ過なし 薬剤なし」
<展望台へ>(途中で戻り展望台までは行っていません)
案内によると展望台まで、裏山登って750m、約30分とのこと。
展望台には、小野喜與三翁、初代社長の像があります。
「宝川県自然環境保全地域」まで登り熊除けの鐘を見て、鈴を持っていなかったので引き返しました。
<般若荘>
展望台へは般若荘の裏から登りますが、石仏や碑があります。
<一丈不動の池/一丈不動明王>
湯の沢の横にあるのが不動の池と不動明王です。
<湯の沢橋>
立派な橋が架かっています。
地図にある下流の清流橋は見当らず、吊橋子宝橋は土台は残っているものの橋は見当たりません。
<不動橋>
地図を見ると湯の沢橋の上流に不動橋が架かっています。
工作物が行けませんよと言っているようで、案の定、沢水で分断されて行けませんでした。
、カメラのズームで撮影すると、不動橋を渡った広場に座っている河童像があります。