万座温泉の源泉は、姥湯(湯畑)、大苦湯、錫湯、鉄湯、苦湯、ラジウム北光泉、法性の湯など
27本あります。そのうち10本ほどは使用されていません。
蒸気が温泉とともに吹き上がる「空吹き」が見ることができます。
<湯畑>
<空吹き>
<休憩舎>
黒岩家本家の本流の宿が日進館。
逢古の水という湧水の水飲み場があります。
日帰りで利用できるのは「長寿の湯」
源泉名「苦湯、姥湯の混合泉」
湯舟が5つ。
「苦湯」「姥苦湯」「ささ湯」「滝湯」は加水あり、「姥湯」は加水なし。
源泉名「姥湯」はプリンスホテル&万座高原ホテルの所有(以前は日進館の所有だったらしいです)。
万座プリンスホテル&万座高原ホテルでは、7源泉を所有・使用しています。
「姥湯」「大苦湯1号」「大苦湯2号」「大苦湯3号」「竜泉の湯」「錫湯」「嬬取の湯」
主に引湯しているのは姥湯源泉。
<ななかまどの湯>(本館)
本館内湯のななかまどの湯。混んでいたので画像は湯口とオーバーフロー部だけ。
<こまくさの湯>
混浴露天風呂と男性露天風呂が2つ。
景色が良いので、周りからも良く見え、常に入浴客の姿が見え、人気あり人多いです。
<ななかまどの湯>(南館)
本館の風呂は内湯も露天も混んでいたので、斜行エレベーターに乗って、南館の内風呂へ。
エレベータの行き先の矢印が斜めになっています。
源泉名「姥湯源泉」加水あり
洗い場の床が乾いていたので一番風呂でした。
水野豊初代館主は俳人。「ほととぎす 鳴くよ招くよ 湯の万座」
ザ・湯治宿の雰囲気が強く漂います。
宿泊方法は「まかない式」「自炊式」「半自炊式」となっています。
自炊室には、使い込まれた調理用品が並んでいます。
源泉名「苦湯(豊国館)苦湯」
「お湯の張り替え時のみ加水しています。
湯加減により、熱い時は水を入れても構いませんが入れたままにしないように、お願いします。」
苦湯1号、苦湯2号は日進館で使用。
大苦湯1号、大苦湯2号、大苦湯3号は万座高原ホテルで使用。
<露天風呂>(混浴)
女性用の露天風呂もありますが、混浴露天風呂です。広いです、深いです。
空吹きが見えます。
自家源泉「法性の湯」を浴室の近くで湯小屋にためている場所があります。
無色透明な源泉がドバドバ投入されており、硫化水素をとばしているのかと思います。
「法性の湯」は、硫黄含有量がトップクラスの源泉で、ホテルから800m先の奥万座にあり、
硫化水素ガスの濃度を下げるため空気にさらして、ばっ気。
引湯による湯温低下はパイプに70℃のお湯を通し熱交換方式によって加温しています。
ロビーからは万座温泉ホテルの露天風呂が見えます、入浴している姿まで見えます。
景色の良いところは、周りからもよく見えます。
<展望所>
浴室の入り口の脇に展望所があって、無料の双眼鏡と、なぜか扇子が置いてあります。
双眼鏡を両手でもったら、扇子使えないんですけどね。
空吹き(からぶき)の硫黄の黄白い流れを見学できます。
<雲海の湯/脱衣所>
貴重品ロッカーがあり、日帰り入浴にも積極的な印象。
換気扇が扇風機です、それも3つも。硫化水素ガスへの対応でしょうが、なんかすごいね。
<雲海の湯/内湯>
露天風呂からではなくても、ここからも目前に「空吹(からぶき)」が見えます。
<露天風呂>
露天風呂の目の前が空吹きです。
危険なため立ち入り禁止で、さえぎるものがなく、絶景です。
露天風呂は男女入れ替えで、露天風呂2つ、露天風呂1つの構成は、男女入れ替えですが、訪問時は一つのほう。
<ポンプ故障>
2018年2月にポンプ故障で2月17日から休業、修理費用約400万円の工面が厳しかったところ、
善意の支援により復旧工事終了、2018年6月1日に再開しています。
「ポンプの分解、修理や配管の交換など行いましたが、故障が大きく、ポンプの交換が必要となり、
修理や諸費用で約400万もの費用が必要と判明致しました。
現状の状況では、銀行などの金融機関では対応が厳しく力になれないとの事で困っており、
皆様に支持支援をお願い申し上げます。」
再開後も厳しい状況に変わりなく、支援・支持を募っています。
詳細はこちら
<三笠宮殿下御成りの宿>
玄関に、三笠宮殿下御成りの宿と掲示されています。
寛仁親王殿下が、昼食休憩で滞在されたようです。
源泉が浴室棟の外まで引き湯されているのが見てとれます。
玄関には木の車輪のベンチ。
玄関入ってすぐに右手に囲炉裏。熊の毛皮が飾られ、山奥の雰囲気です。
温泉チャンピオン郡司勇さん、3263湯目だったようですね。
<たぬき大明神>
たぬき大明神との掲示板の祠があります。
<別棟浴室>
浴室は別棟で、「延寿の湯」「風呂場」と掲示している入り口から、向かいます。
通路の右手ソファーの上には、俳句の短冊が壁を埋めています。
降りていく階段の途中に「延寿の湯」「名湯 月見岩の露天風呂」の掲示と、たぬきの剥製。
<猿茸大明神>
男女別浴場入口に「猿茸大明神」の祠があります。
「記
万座温泉は古来より噴出せる日本一をほこる薬湯にて多くの人々の生命を守り
健康回復のために役立っております。この湯の花旅館の霊泉延命の湯は
さるのこしかけ湯にて世界でも始めてこころみた温泉です。
猿茸大明神をおまつりしてガン封じの為にも大変役立つものと思はれます、
どうぞおためしになって下さい」
<延寿の湯(猿のこしかけ湯)>(男女別内湯)
昭和34年2月18日の年代物の分析板が掲示されています。
源泉名「ラジウム北光泉」(←最近の分析書)「ラヂユーム北光線」(←昭和34年の分析書)かけ流し
浴室の扉「床がすべります。ご注意下さいませ。」貼り紙。
サルノコシカケとマツノフジのつるが入った木の枡に源泉が注がれ、さまされたお湯が浴槽に注がれています。
木の枠には、コップが置かれています。
<月見岩乃露天風呂>(混浴)
延寿の湯の女性浴室の隣に、露天風呂の入り口。
笑っている表情の良い布袋様が鎮座する、三波石に囲まれた岩の露天風呂です。
<松屋ホテル>
目の前の宿が湯の花旅館と親戚の松屋ホテルで、ラジウム北光泉の所有者です。
閉館しています。