まちめぐり協賛店が44軒参加しており、塩原全体で盛り上げているのが伝わってきます。
大型温泉旅館での客の囲い込みからの脱却を各温泉地では目指していますが
塩原は温泉、歴史、文学、自然と、個々人の興味に沿って幅広く対応できる資源に溢れていて
大きな強みと思います。
【塩原温泉まちめぐり案内】HP
・実 施 3月〜11月
・所 要 約2時間
・出発地 塩原温泉まちめぐり案内所(塩原温泉バスターミナル)
・申 込 10日前までに電話またはFAXにて。
・利用料 大人500円 小中学生300円
(初回)
マスコミが下野新聞以外にも、朝日、読売、毎日と、合計4社も来ており、マスコミも注目。
私が日帰りでこのツアー目的に来たと知ると、
「わざわざこのツアーを目的に来たんですか?!ほんとに?」と全社驚いていました。
マスコミの方々は宿泊客への付加サービスととらえており、
参加してみると、日帰り単体でも成立する立派な内容で、マスコミの方々は過小評価のようです。
まちめぐり中も、マスコミの方々の質問責めに、案内人の説明をかなり聞き逃したのが残念です。
マスコミの方々も塩原の魅力を知れば、応援団になってくれるのだろうと思い、
まちめぐりに歩いてついてくるマスコミ4社に丁寧に矢継ぎ早の質問に対応しました。
案内人は個性豊かな方々、コースが同じでも案内人によって得意分野異なるようなので、
新たな発見とかありそうで、また参加しようと思います。
質問したのは、
翁の湯の翁とは? → 特定の個人ではなく、健康長寿の意味。
寺の湯はジモ? → ジモにも開放しておらず誰も(檀家も)入れない。
聞きたいと思ったことはすべて説明の中にあったので
質問したのは2点だけで質問魔にならずにすみ、おとなしくツアーに参加できました。
マニアックな自分が納得するんだから、誰も知らないようなマニアックな説明をしていると思います。
(説明一例)
畑下の高砂の湯の下は、源泉施設近辺でも泡がぷくぷくですが、
昔はここに露天風呂があったとのことでした(同上)。
下田の湯の説明もありました。
中山一位局と中山侯爵別荘
中山慶子(なかやまよしこ)は明治天皇の実母。
従一位に叙せられ、中山一位局と呼ばれました。
大正天皇の養育掛として、中山侯爵別荘があった塩原によく連れて来られました。
この中山侯爵別荘は元吉井伯の別荘で、目の前の滝が、
金色夜叉に登場する吉井の滝(別名:芳袖瀑)です。
奥蘭田が「塩渓紀勝」を執筆した別荘「静奇軒」が清琴楼の隣にありましたが、
大正9年に焼失し残っていません。
高尾太夫の弟、普門がいれあげた茶屋の角屋は、蓬莱閣(現在は閉館した復興御宿紅)のところとのこと。
ぬりやの大谷石の蔵を見ましたが、塩原には大谷石の蔵が意外にあります。
戊辰戦争で焼かなかったのは妙雲寺だけと思っていたら、福渡の和泉屋旅館と丸屋旅館は、
幕府軍「凌霜隊」が駐まった宿が和泉屋と丸屋で、焼かずに組み立てられるよう、解体したとのこと。
(でも福渡大火で全部燃えて、丸屋は記録が全滅しています。)
門前の2本のケヤキの大木も、水害を防ぐ根をしっかり張るケヤキとの説明がありました。
漱石文学碑等の説明
「湯っ歩の里」遊歩道内に「漱石文学碑」があります。
「漱石日記 大正元年八月十七日
西那須へ下車 軽便鉄道の特等へ乗る
関谷で下車 車を雇う
いい路なり蘇格土蘭土を思い出す
松、山、谷 青藍の水
塩原行より」
※湯荘白樺のご主人が2024年7月21日にお亡くなりになったと知りショックを受けました。心よりご冥福をお祈りします。
画像は塩原温泉まちめぐりツアーの案内人として活躍する在りし日のご主人です。
塩原温泉に関連する刊行物が充実しています。
2015/4/1オープン。アグリパル塩原の道路反対側です。
震災後閉館した、旧TEPCO塩原ランドです(最後の画像)。
塩原温泉旅館協同組合事務所が1階にあり、
2階が塩原交流室で、無料の休憩所となっています。
横は、市営無料駐車場となっています。
塩原温泉のイベントなど最新情報を得られます。
営業していない塩の湯の案内所が塩釜にあります。
塩釜にある「塩の湯柏屋案内所」と「玉屋案内所」。
「塩の湯柏屋案内所」は廃墟となっています。
「玉屋案内所」は、ゆっくりセンター閉館(2012年11月10日)に伴い、しおがまカフェがここに移転。
しおがまカフェは営業中。
鹿の湯の割引入浴券(50円引き)を売っていたり、ここに寄っていくとお得です。
那須高原ビジターセンターが2011/11/13開館。
展示室に温泉コーナーがあります。3本のビデオをしっかり見ました。
でき穴の主人公が与一になっていたり、与一の愛馬「鵜黒の駒」が白かったり、
矢が扇の的の日の丸に命中していたり(日の丸は畏れ多いので扇の地紙でなく扇の要を狙った)
内容的に変だなぁ?でしたが、まぁわかりやすいからこれはこれで納得です。
与一奉納の矢も実物の映像があって良かったです。
<鬼怒川・川治温泉観光情報センター>
各種観光パンフレット多数網羅しています。旅館のパンフも。
<鬼怒川・川治温泉旅館協同組合>
鬼怒川・川治温泉旅館協同組合は、観光情報センターの通りにあります。
この建物の奥に、日光市立藤原図書館があります。通りからは見えないのでわかりにくい。
旧蹟等を調べるのに重宝しています。
各種観光パンフレット多数網羅しています。旅館のパンフも完璧。