○古町温泉赤岩荘 南会津町古町太子堂186-2 0241-76-2833
旧伊南村の保養所「赤岩荘」でしたが、現在はみなみやま観光株式会社が指定管理者で運営する日帰り施設。
源泉名「古町温泉」
かなりの塩からさを感じる中性高張性高温泉です。
成分てんこ盛り。
成分表に載ってこない分析しきれない成分もいっぱい入っていそうで個性的です。
知覚的試験
「無色透明、塩味、微硫化水素臭があり数時間放置すると黄褐色に混濁する。」
<内湯>
内湯は地元民の方々で混んでいたので撮れず。
投湯量、オーバーフロー多いので、露天風呂の赤茶色と対照的に、酸化する間もなく、
浴槽内の湯は、透明な緑がかった湯です。
見た目は栃木の小滝鉱泉のフレッシュな湯にとても似ています。
外に流れ出てくる湯は、赤茶色に変色しています。
<露天風呂>
内湯と露天風呂は離れているので着替えて行きます。
長い回廊を進み、左手に女湯を通過し、突き当たりが男湯です。
露天風呂は湯を溜めていた途中で3分の2ほどの湯量です。
毎日湯替えをしているのには感心します。
こちらは地元の人皆無でした。
露天風呂は濃い赤茶色。内湯と同じ湯とは思えません。
湯を溜め始めて数時間経過しただけなのに、この色です。
メイン浴槽のお隣の湯舟はまだ半分以下の湯量。
湯口からの源泉は透明ですが、赤茶色に変化しています。
湯口まわりは、温泉成分で、綺麗な模様を形成していました。
※南会津「小豆温泉 窓明の湯」「花木の宿」が休館へ
南会津町にある日帰り温泉「窓明の湯」は2021年3月26日、宿泊施設「花木の宿」は3月14日の営業をもって休館です。
(南会津町お知らせ)
南会津町議会全員協議会の会議録を見ると、花木の宿、窓明の湯、きらら289の温泉施設については、
指定管理の期限が2021年3月末に迎えますが、4月からの指定管理者の募集に、3施設とも応募がありませんでした。
きらら289は休業していないので、再公募で対応できたようです。
一方、花木の宿と窓明の湯は、管理運営する共立メンテナンスが指定管理に応募せず他に応募者がおらず、
再公募への応募者もなかったようで休業となりました。
※2021年7月2日、新たな指定管理者で再開しました。
以下はオープン当初の記録です。
前施設は2015/3/22閉館・取壊となりました。
旧窓明の湯の先400mほどの左手に、木造平屋建て新設されています。2018/4/7open
福島日帰り温泉本利用で650円→500円。
券売機に優待料金500円のボタンがあります。
コインロッカーは200円使用で、100円リターン。
木板の古い分析書は平成21年。
日付なしの新しいと思える別表らしき新しい掲示は、源泉名「小豆温泉
3号湯」
<内湯>
内湯がひとつのみで、シンプルになりました。
影響を与える事項の掲示なし。かけ流し。
<「ゆもみ」浴槽>
ゆもみ浴槽で、熱い源泉をさましています。
ゆもみ浴槽には「入浴しないでください!」の注意書き。
湯口から壁伝いに源泉が流れ落ち、壁沿いに貯められた源泉が、
ゆもみ浴槽へ落ちていきます。
ゆもみ浴槽では空気攪拌。
ゆもみ浴槽から主浴槽へ2カ所から湯底方面へ注湯。
主浴槽では適温となっています。
<南会津町小豆温泉温泉スタンド> 南会津町大桃字平沢山1041-1 ※2021/3休止
花木(かぼく)の宿の脇に温泉スタンドがあります。
シャッターがしまっていますが、軽トラックで来られた人が、シャッターを上げる。
鍵がかかっているわけではないです。
料金200円で100リットルも出ます。
汲み終わって自宅の湯船へ投入するのは大変そう。
−木賊(とくさ)温泉−
○木賊温泉露天岩風呂 南会津町宮里字湯坂1986
道路の上から僅かに岩風呂の小屋が見えます。
階段を降りていき、そのまま直進すると「井筒屋」。
左に曲がりさらに下りていくと、西根川縁の湯小屋です。
平野物産店の前から下りていく道もあります。
岩風呂は、自然の猛威で湯小屋ごと流されることがあります。
2017/10/22には、台風21号で、建物倒壊流失しています。1か月ほどで復旧しています。
混浴ですが、婦人用脱衣所はあります。
男性脱衣所は川に面した岩風呂の前。
入湯時は誰もいなかったのですが、岩風呂に若い女性が川を眺めながら入ったので、
目の前で着替えらず、なかなか出ることができず困りました。
湯舟は、岩をくりぬいた岩風呂が2つ。
湯底から源泉噴出の湯舟は、奥の湯舟です。
熱めですが、つかっていられないほどでもない湯温です。
硫黄の臭いが心地よい。
上のパイプからの湯の投入があり、飲泉コップがあり飲めましたが、
現在は足下湧出泉のみで湯が張られているようです。
湯底の岩の間からドコドコ湯が湧いてきます。ブクブク泡も発生しています。
自然湧出の源泉を足裏で堪能しました。
源泉湧出湯舟からは、もうひとつの湯舟にドコドコ湯が流れていきます。
湯底湧出の量を物語っています。
もうひとつの湯舟は適温より気持ち程度ぬるめです。
両湯舟とも無色透明でしたが、ぬるめのほうの湯は若干緑色がかっていました。白濁前の状態かな。
寒い時や夜など湯温が下がりきると白濁すると、後から来た常連さんが言っていました。
ぬるめの湯からオーバーフローした湯は西根川へ流れていくはずですが、
西根川の増水で、オーバーフローのパイプはほぼ水面。
もうちょっと増水したら川の水が逆流してくるくらいでした。
西根川の水量多いから、湧出量も多くなっているんだろうなと感じました。
泉質は、アルカリ性単純硫黄泉で、珍しい湯です。
川の上流には、井筒屋の湯小屋がよく見えます。
井筒屋の湯小屋から眺めると、岩風呂は、川の水量多くて流されそう。
岩を積んで濁流を避けているのが手に取るようにわかります。
震災後、自噴岩風呂が不調。
(震災前の記録です)
木賊温泉の旅館は町道沿いにありますが、ここの宿だけは道路から下の西根川沿いにあります。
共同浴場岩風呂の上流に位置し、湯舟の底からコンコンと源泉湧出。
基本的には男子浴室で、女子浴室がありますが、井筒屋の風呂は、男子浴室がピカいち。
手すりが備えられている木の階段を降り、左にまた下りていきます。
木の階段からかなりの落差あるコンクリの階段に変わりさらに下ります。
源泉名「木賊温泉 井筒屋」「アルカリ性単純硫黄泉」湧出地は浴室内の足下自然湧出。
浴室に入ると木窓が大きく開き放たれていますが硫黄臭が漂います。
内湯ながら、露天風呂の雰囲気満点です。
竹筒からちょろちょろ湯が落ちていますが、オーバーフローの量が多い。浴槽内から湯が湧いています。
湯底に3カ所の穴があり、熱めの源泉がブクブク泡とともに出ています。
岩間からは清水が湧き出てきます。
カランはひとつですがが、こちらも源泉を使用してるようです。シャワーの湯も硫黄臭が漂います。
流れ去っていく湯を見ると、こんなに湧いているのかと感動します。
外の景色に誘われ、外に出ました。土嚢が積まれています。
下流には濁流に呑み込まれそうな共同浴場の岩風呂が見えます。
岩で川の流れをブロックしてるのが手にとるようにわかります。
湧出源の岩を取り込むように湯小屋が建てられています。
湯舟より川の水面のほうが高く、オーバーフローした湯は川には流れません。
浄化槽のマンホールがあり、オーバーフローした湯はここに流れ込んでいました。
外には露天風呂がありましたが、川の水でしょう、冷たかった。
井筒屋の分析書見ると泉質がアルカリ性単純硫黄泉とあったので
ご主人に「珍しいですよねと」聞いたら「珍しいよね」
宿のパンフ手にしようとしたら玉梨の恵比寿屋のパンフで、先月泊まったと言ったら喜んでおられました。
仲が良いようです。
※2021年年4月30日をもって営業終了です。(南会津町温泉施設の営業状況について)
以下は営業していた時の記録です。
丸太材使用のそそられる作りの湯小屋。
券売機で入浴券を購入。300円。
男女別の内湯です。右が男湯、左が女湯。
掲示がいっぱい貼ってあります。
源泉名「木賊温泉広瀬の湯」自家源泉です、動力汲み上げ。
知覚的試験では「僅微乳白色微濁無味硫化水素臭」とありますが、
現地知覚体験では「きれいに無色透明、硫黄臭なしの塩素臭」
影響を与える事項
「加温、循環、塩素」
加水の項目の「水(湯、氷、雪等)は加えておりません」はご当地らしさが出ています。
浴室の窓の外に源泉タンクが見えます。
「のまないでください」の掲示があります。ハイ、飲んでいません。
湯口からは、源泉ちょろちょろ。
カランに源泉使うなら、もっと出してもと思いますけど。
湯舟内の側面、3カ所から加温された循環湯投入。
オーバーフローちょろちょろ。壁側には吸い込み口があります。
シャワー2つに、蛇口が2つ。
いずれも出てくるのは源泉かと思います。
微かに硫黄臭があり、鮮度抜群。湯舟内の湯と雲泥の差です。
いい湯だ〜。蛇口の湯をかぶります。
ケロリン桶にザコザコ掛け流し!
塩素臭が気にならないなら男女別だしキレイだし、
さほど混んでもいないし、いい温泉の範疇でしょう。
とっても静かな温泉地です。
泉質は単純泉でスカスカで引きは弱いです。人もスカスカで人通りなし。
バスの時刻表は午前と午後のそれぞれ1便のみ。
秘境すぎて寂しさが漂います。
共同湯はどこも貸し切り状態の利用でした。
湯ノ岐川の下流から「石湯」「弘法の湯」「天神湯」「湯端の湯」と4つの共同浴場。
共通1日券で、全て回れます。
湯ノ花温泉の案内看板の手前にありよく目立ちます。
場所的には一番わかりやすいです。一番キレイだった共同浴場。男女別。
源泉名「湯ノ花温泉 清滝の湯」(天神湯と同源泉)
単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
湧出量31.1L(自然湧出) 泉温60.5℃ pH8.2
成分総計575.7mg
影響を与える項目は該当なし
源泉掛け流し
コインロッカーまで備えられていますが、100円硬貨はノーリターン。
誰もいないので、ロッカー使う必要ナッシング。
湯口には、こてこてに白い析出物が付着。
オーバーフローはそんなに多いわけではないですが、浴室内はお湯びたし。
洗い場には共同浴場で唯一シャワーがあります。
湯ノ花大橋のたもとに位置し、階段を数段降りたところにあります。
共同浴場の中ではこじんまりとした浴槽です。
源泉名「湯ノ花温泉 清滝の湯」(弘法の湯と同源泉)
単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
湧出量31.1L(自然湧出) 泉温60.5℃ pH8.2
成分総計575.7mg
影響を与える項目は該当なし
源泉掛け流し
ここでもそうなんですが、加水の項目に「(湯、氷、雪等)は加えておりません」
福島ならではの表記なんでしょうね。
戸を開けると脱衣所が左右にあります。
正面に湯舟があり、混浴です。
湯口には析出物がこびりついています。
浴槽は2つあり、大きい浴槽から小さい浴槽へオーバーフローしていきます。
星酒店の横の小道を進みます。
湯ノ岐川にかかるレトロな「歩道石湯橋」を渡ります。
湯小屋が見えます。大きな岩が小屋に食い込んでいる姿は圧巻です。
源泉名「湯ノ花温泉 石湯」
単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
湧出量9.8L(自然湧出) 泉温57.6℃ pH8.0
成分総計784.1mg
影響を与える項目は該当なし
源泉掛け流し
石をくりぬいた湯舟が目の前にあり、脱衣所は横にあります。
脱衣所も湯舟も男女共用です。
激熱です、試練です。
源泉は2方向から流れ込んでいます。
浴槽の底からも湧出しています。
木のつい立ての向うに小さな浅い湯舟もあります。
寝湯?足湯?洗濯場?といった感じで浴用とは言い難い代物です。
旅館石湯の先代が作った湯小屋で、村人のためにと寄付した経緯があり、
それを踏まえると、きっと洗濯場か、野菜洗い場に違いないと自分勝手に確信しました。
主浴槽からオーバーフローしてくるので温めです。
湯ノ花温泉では一番古い湯で、山裾から大量に湧きだしていることから
山腹に温泉神社が祀られています。
湯端の湯へ向かう途中に滝沢から湯ノ岐川に流れる白糸の滝が見えます。
湯端の湯の裏に源泉があります。
「南会津町 舘岩老人福祉センターことぶき荘」に立ち寄り湯があり(600円)
玄関前の貯湯タンクから送湯されています。
(「舘岩村老人福祉センター送湯設備工事系統図」掲示あり)
この源泉は「湯の倉湯」。
湯端の湯の男湯は源泉名「湯本の湯」の掲示。
はしご湯のすすめでは2018年3月入浴で源泉名「共同湯」と記載。
3つの源泉名の関係がよくわかりませんね。
湯小屋は、平成5年8月に建て替えられています。
源泉名「湯ノ花温泉 湯本の湯」
単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
湧出量13.0L(自然湧出) 泉温58.6℃ pH8.2
成分総計548.8mg
影響を与える項目は該当なし
源泉掛け流し
浴室は男女別、その他、村人用の「むらゆ」があります。
「この浴室は部落民の専用です外来はご遠慮下さい」
男湯と女湯は天井でつながっています。
コンクリの湯舟で湯底はざらつき、弱アルカリ単純泉、すべって転ける心配はありません。
湯口は、パイプから掛け流しの素朴さ。
2005年12月に、旧しらかばの湯の横に新しいしらかばの湯が完成し、
その後、旧しらかばの湯は取り壊されています。
源泉名「たかつえ温泉」。内湯・露天とも塩素臭。
外は白樺の木々が見えます。
<南会津町会津高原たかつえ雪室>
たかつえ雪室が併設されているので、入浴後、涼みながら見学。
たかつえ雪室はアストリアホテルの所有かと思いましたが
南会津町が設置している指定管理者制度の施設でした。