西郷村
甲子温泉は至徳元年(1384)年、甲子(きのえね)の年に
州安和尚に発見されたという名の由来を持っています。
その甲子温泉の約 5km手前に位置するのが、
昭和36年甲子温泉の源泉を引き湯して開かれた新甲子温泉です。
2008年に甲子トンネルが開通しました。冬は休業していた大黒屋は新築し、2009年6月29日オープン。
冬も営業するようになりました。
<大岩風呂「混浴」>
大岩風呂の源泉投入は、鳥居の湯口からの源泉と、岩盤の足元から自噴する源泉。
源泉名「有限会社>元湯甲子温泉2号源泉」(掘削自噴)かけ流し。
湯船の真ん中に「子宝石」があります。
<温泉プール>
平成30年度より「温泉プール」の営業は中止となっています。
<恵比寿の湯>
内湯と露天風呂があります。
源泉名「有限会社元湯甲子温泉1号源泉」(動力揚湯)かけ流し。
<勝花亭>
江戸時代の白河藩主松平定信翁の別邸であった木造建築「勝花亭」。
西郷村の文化財として指定されています。
看板は会津方面からくると見える場所にあります。
昔の入り口は会津方面に面していたようです。
<甲子山大黒天>
西郷村HPより引用
「甲子山大黒天は文化元年(1804)に造立された石碑で、
石碑の上部には白河城主松平楽翁(定信)が
「甲子山大黒天霊験垂跡之記」と記し、
中央及び下部には谷文晁によって描かれた大黒天があります。」
<国道289号>
旧国道289号線は、勝花亭の真ん中を通って、登山道となっていました。
全線開通とともに、国道289号標識は撤去されています。
自家源泉を所有していたみやま荘を五峰荘が2004年(平成16年)に買収し、
両館とも同じ源泉を使用しています。
宮さまが宿泊し入湯されています。
源泉名は、「新甲子温泉みやま荘」→「五峰荘源泉」と名称変更。
2つの源泉名の分析書ですが、
湧出地は「福島県西白河郡西郷村大字真船字馬立1-18」と同じで、
「新甲子温泉みやま荘」の分析書は平成14年なので、五峰荘が買収した前の分析書ですね。
<内湯>
「桔梗」のほうの内湯。夏期のみ加水。
<大露天風呂>
「紅葉」「白樺」とあり、こちらは「紅葉」の露天風呂。
鉄イオンが酸化し茶褐色を呈しています。
源泉かけ流し。
<休憩所>
<足湯>
○五峰荘 西郷村大字真船字馬立1 0248-36-2222
五峰荘は、源泉を所有していたみやま荘を2004年(平成16年)に買収し、
みやま荘と、同じ源泉を使用しています。
建物老朽化による改修工事・営業休止中
源泉名「新甲子温泉・開発株式会社源泉」
影響を与える事項「加温、循環ろ過」
源泉名「新甲子温泉・開発株式会社源泉」
「加温、循環ろ過、塩素」
「旅館はなのや」、看板は「温泉付ペンション」、実態は「民宿」「食堂」です。
入り口入ると、白い割烹服のご主人、そこは「大衆食堂」。食堂から一番奥の浴室へ。
小さな内湯、採光よく、雪面からの反射もあり、浴室内まばゆいです。
窓の外では、木の枝に湯気が凍って透明な樹氷となりきれいです。
源泉名「新甲子温泉・開発株式会社源泉」
「風呂は消毒(塩素)してあります」と掲示。塩素臭は感じません。
湯口は湯底から熱め(加熱源泉かな)と温めの2カ所から投入。
浴槽内、湯の吸い込みはなく循環はなかったです。
湯舟内では全体的にぬるめ。
民宿食堂の小さな湯舟なので、湯の状態は極上です。
湯舟に身を沈めると洪水のようにあふれ、ケロリン桶が踊りそう。
ご主人が「大黒屋から湯を引いているので、ぬるいけど良かったでしょう?」
思いっきり肯定しました。
国道を少し横にそれたところに立地。
追原そば生産組合が運営するそば処です。
メニューはとってもシンプル
もりそば(700円)、ざるそば(800円)、とろろそば(900円)、かけそば(800円)。