建て替えで、宿と内湯、露天風呂はモダンなつくりとなっています。
建て替え前の、古い侘び系宿の時の入浴です。
建物は新しくなっても、温泉と女将さんの優しさは変わらないことと思います。
道路から川へ少々下ったところにある1軒宿。
平安時代後期に源義家がここで愛馬の足を洗わせ、石の上で休ませたという古湯です。
庭も歴史を感じさせます。旅館のすぐ脇を流れる渓流に降りることができます。
河原の石は赤茶けています。3月ですが樹木につららがつらなっていました。
寒い時期は圧巻だろうなと思います。
日本温泉協会のプレートの他、「元気高齢者温泉利用助成指定事業所」のプレートもあります。
郡山市は、自前の温泉施設はなく、こういう民間施設をうまく活用しています。
入浴時間は9時から21時で、8時半過ぎに着いたのでまだ入れないかなと思いつつ聞いてみると「どうぞ、どうぞ」
何時から入れるか確認すると、「何時からでもどうぞ、どうぞ」
鯉料理が名物、宴会等がメインの営業で、朝から厨房でせわしく料理の準備や広間でセッティング等をしていました。
「ちょっと熱すぎるのでお茶でも飲んで待ってください」
縁側でお茶飲んで、福島新聞を読む。
折り込み広告の日帰り施設の広告を見るのも楽しい。
広間で会合の料理のセッティングをされる方々にそろそろどうぞと促され浴室へ。
源泉名「休石温泉」。
霊泉の掲示、休石温泉のいわれが書いてあります。
飲泉もできます。
泉温29.5℃の硫酸塩泉。
湯口からは加温された源泉。湯舟内は、熱くて足首まで入れるのがやっと。
カランから加水、加水といってもカランも源泉。
浴室は傾斜地となっていて、湯口方面に湯が盛り上がってみえる不思議。
帰りに、「入れました?」と聞かれたので「熱かったので、足首まで入りました」
と言ったら、300円返してくれました。(建替後は、露天風呂が設置され入浴料500円)
十分楽しんだので、受け取り拒んだけど
そういうわけにはいかない、また来てねとのことで返金。
こんなことないんだけどたまたま温度調整に失敗したとのことでした。
源田温泉と休石温泉の中間にあります。
源泉名「井戸側温泉」、源泉21.5℃を加温のかけ流しで、加温適度でぬるめ。
湯口では硫黄臭、湯船内も硫黄臭が残ります。
500円で休憩もでき時間制限もなし。そのためか混んでいます。
温泉分析書はサイトにあります。
白い岩と緑の松が点在する陸の松島とも呼ばれる浄土松山です。
県指定名勝・天然記念物の「きのこ岩」があります。
断層によって分断された強度の異なる地層が風化して、
きのこ状になった高さ十m以上の奇岩が立ち並ぶきのこ岩。
きのこ型より浸食が進んでいる岩も多し。
<白鳥飛来地>
浄土松公園の近辺は、白鳥飛来地です。
3月半ば頃から北へ帰り始める白鳥。
「ごれいびつ荘・北の湯」の看板から県道をちょっと左折すると
郡山市逢瀬町多田野の、冬でも水をはっている田んぼに白鳥がたくさん。
近寄ってカメラを向けても無関心でこっちを向いてくれない。
甲高い鳴き声があちこちから聞こえ、ここだけでなく他の池などにもいます。