食堂「山の幸」併設の温泉。食堂で受付。1回入浴500円、定休月曜。
食堂で靴をぬいで休憩室から奥の温泉施設に行きます。
源泉「恵の湯」は台所の下から湧いていて、家を建てる際に井戸掘ったらまずい水が出たとのこと。
分析したら温泉で、放射能泉の療養泉の一歩手前で数値的には放射能泉とはならなかった鉄鉱泉。
最初は自宅風呂として温泉を使っていたら近所の方々が次々に入りにくるので、
それならばと温泉施設を設け、改装してきちんとした施設にしたとのこと。
浴室は自前(建設業も兼業)で工事、手直し工事や合併浄化槽設置など手間取り改装に1年かかってしまったとのこと。
平成23年2月25日に仮オープンして地元の人を招待。
正式オープンに向けてチラシ準備したりしていた矢先に大震災。
NHK仙台支局の普段着の温泉の取材予定が、震災で立ち消えています。
誰もいないので、男湯でも女湯でも、どちらでも良いですけど、女湯がおすすめとのことで
女湯に入りました。木の香りします。
ご近所のおばあちゃん方が次々と来訪され、男湯から賑やかな声。
湯底に2つ吸入口があり、湯口は循環分。循環ながら見た目通り浴感満足。
湯舟内は鉄系臭いは飛んでいますが、源泉の蛇口をひねると激しく鉄臭で透明です。
桶に汲んで放置してみましたが、入浴時間中は赤くはなりませんでした。
体を拭いたタオルがしばらくすると茶色に染まっていました。
なかなか力強い湯でした。
休憩室も手作り感に溢れていて、ご高齢の方々が持参の総菜等で和んでおられました。
駐車場には送迎バスがとまっており魚屋としては異風な光景です。
魚屋というより雑貨店「丸一魚店」にある日帰り施設です。
魚屋で入浴料400円支払い、スタンプカードを渡されます。
離れに別棟で湯小屋があります。
受付のおばさまより、入浴客のほうが温泉には詳しいそうです。
休憩室からはおばあ様方の賑やかな声が聞こえてきます。
混んでいるのは休憩室だけで、浴室は終始貸し切り状態でした。
洗い場のカラン周りが白い析出で真っ白で、カランも源泉使用しているかな。
湯舟内も若干白く混濁気味で、これが温泉の素性のようです。
加温循環ですが、湯舟小さく、蛇口から湯温調整して源泉継ぎ足し可です。
分析書は見つけらず源泉の素性は不明。
田村市のサイトでも温泉の記載がないです。
温泉法に規定する温泉ではなくなったか、分析せず温泉扱いしていない可能性があります。
窓を開けると目の前に小川が流れています。
肉屋(昔)と魚屋の湯は、旧船引町のユニークな温泉でした。