ほっと湯WEB【神奈川】
 
 小田原温泉/箱根温泉

  ○ 小田原温泉
  ○ 湯遊び処 箱根の湯
  ○ 太閤石風呂/太閤の滝
  ○ 宮の下浴場組合 太閤の湯
  ○ 函嶺(淀君の湯)
  ○ 木賀湯滝温泉源泉地(ベルツの別荘跡)
  ○ 箱根高原ホテル


小田原温泉】

○小田原温泉 八里  小田原市風祭64 0465-24-5131 10:00-18:00 定休水曜 500円

 年季の入った日帰りのみの施設です。
 看板「小田原温泉」の小の文字が小さいので、「田原温泉」に見えます。
 玄関は、引き戸かと思ったら、自動で開いたのでちょっと驚き。

 初めてですかと聞かれ、初めてと答えたのに、あまり説明がなかったので、
 帰りにゆっくりとお話を聞きました。

 浴室に行く途中の右手には、昔ながらの洗面所です。

 浴室の前でスリッパを脱ぎます。
 浴室前のスリッパの数で混雑度がわかります。

 浴室に入ると、ドライヤーはありませんが、家庭用洗面台にコンセントがあります。
 持ち込みドライヤーの電気代使用料は100円です。
 浴室内に固形石鹸しかないので、みなさん、シャンプー類は持ってきていますが、ドライヤー持ってきている人はいませんね。

 源泉名「小田原温泉 源泉名;   」(源泉名は、空白です。)
 台帳番号 小田原第4号。泉温25.4℃。
 pH8.4 成分総計0.367g/kg。単純温泉。

 加熱源泉を常時投入の完全放流、加水なし、循環ろ過なし、塩素なし。
 湯の鮮度が良好に保たれています。

 加熱源泉は、ライオン湯口ではなく、隣のパイプから勢いよく投入されています。
 ライオンの上にコップがあり、飲泉可。カランの湯も源泉なので、こっちを飲みました。
 比較的ぬるめで、ゆっくりと湯につかれます。

 洗い場の蛇口の源泉は、浴槽の湯口と連動しているようで、カラン使っている人多いと湯口の湯量が減ります。

 燃料費を考えると、大変だなあと思います。
 女将さんによると、客が来ても来なくても燃料費はかかるので、
 客が少ないと赤字で、経営に苦労するとのことです。

 靴の中に、おせんべいが入っていました。
 女将さんからのサービスのお菓子で、いつもあるわけではなく、
 お菓子があるときだけのサービスとのことでした。

 話好きな女将さんの話は聞いていて飽きないです。
 
     

     

     


湯本茶屋】
○湯遊び処 箱根の湯  箱根町湯本茶屋100-1 0460-85-8080 HP

 平成12年にオープンした「湯の里おかだグループ」の日帰り温泉施設です。

 2階建ての女子寮(アパート)を改造した建物で、
 一般的な日帰り温泉施設をイメージしていたので、到着して意表をつかれました。
 アパートの2階が有料個室休憩室となっています。

 源泉名「湯本 123号・126号混合」
 ナトリウム・カルシウム?塩化物・硫酸塩泉・弱アルカリ性・低張性高温泉
 源泉 61.6℃ 浴槽 42.0℃ pH:8.07
 影響事項「加水、循環ろ過、塩素」常時源泉は投入。

 【内湯】(1つ)
  浴槽の両端から洗い場方面へオーバーフロー。
  洗い場の数が9つと少なめ。

 【露天】
  隣接する伊東園ホテルの客室から見えないように
  板で多くが覆われています。
  打たせ湯の向こう側に貯湯タンクが見えます。
  かけ湯と冷水機が、意外にも露天ゾーンにあります。
  内湯が手狭なためでしょう。

 ・冷水機
   「この水は白銀山(しろがねやま)からの地下水です」の掲示があります。
 ・かけ湯
   源泉です。頭からかぶりました。
 ・打たせ湯
   豪快に落ちてきていますが、オーバーフローの量よりかなり多く、
   すぐ横の湯口から源泉らしきものが投入されているので、
   打たせ湯は循環分と思います(たぶん)。

  脱衣室所が狭く、壁にドライヤーがセットされています。

     

     

     

   


底倉】
○太閤石風呂/太閤の滝 箱根町底倉
 
 蛇骨川の渓谷にある石風呂です。
 豊臣秀吉が小田原城攻めの際に将兵をねぎらう為に掘らせたと伝えられています。
 以前は温泉が自噴していましたが、現在では枯れています。
 通行不能で上から眺めるのみです。

    

   

「箱根底倉萬年橋」(小林清親)

 早川の支流蛇骨川に架かる萬年橋を描いた作品です。

  


○宮の下浴場組合 太閤の湯  箱根町宮ノ下223 0460-82-4756 400円

 源泉名「太閤湯」 台帳番号「元温泉村第28、29号 混合泉」 自然湧出 かけ流し。

 お湯はイチオシ。
 リニュー前の画像なので、現在はキレイになっています。

     


函嶺(淀君の湯)  箱根町底倉558 0460-82-2017 ※2018/6〜改装休業中

 いったん閉館しましたが、再開して、貸切露天風呂一つを、8組限定で利用する形態。700円。
 2018年6月から改装のため休業。2019年1月現在も工事中。
 2019年4月29日オープンです。1500円となりました。

    

 大正時代の病院を改装、洋館でレトロな良い雰囲気です。
 貸切露天風呂となります。竹林が心地よい。

 源泉名「底倉温泉」 台帳番号「温泉村第106号」 湯量豊富。
 影響を与える事項は、加水。

     

     

     


木賀湯滝温泉源泉地  箱根町木賀

ベルツの別荘跡>

 国道138号の早川沿です。
 ベルツ博士の別荘が建てられていた場所に、ベルツ博士についての説明板があります。

(説明板)
「ベルツの別荘跡
 The site of Dr. Balz villa
 ドイルの医学者エルヴィン・ベルツ(1849〜1913)は、明治9年(1876)、東京医学校(東京大学医学部)に招かれて来日し、我が国医学の発展に尽し、日本近代医学の父とも呼ばれた医学者です。ベルツは箱根を愛し、富士屋ホテルや芦之湯松坂屋に来遊していましたが、明治15年頃、木賀に別荘を設け、その渓谷美を愛し、「全山中で最もよい場所」と日記に記しています。
 予防医学の重要性を説いたベルツは、明治20年、大涌谷に一大温泉療養所の設立を提言しましたが、この計画は諸般の事情で実現しませんでした。しかし、明治20年、ベルツの提言によって建てられたという箱根離宮、富士屋ホテル女子従業員のために作られたヒビ・アカギレの特効薬「ベルツ水」など、箱根と深く関わりのある医学者です。
  箱根町」

   

 富士屋ホテルで働く女性の手が荒れているのをみたベルツは、「ベルツ水」を創製しました。
 (画像は、東京大学「健康と医学の博物館」展示より)

   

<木賀湯滝温泉源泉地>

 「ベルツの別荘跡」の脇に、木賀湯瀧温泉源泉地があります。
 御汲湯として箱根七湯から江戸城に運ばれた7回のうち4回が木賀温泉です。
 
    

    


箱根高原ホテル 箱根町元箱根(湖尻)164

 箱根ロープウェイ「桃源台」駅の北西にある近鉄グループの宿。
 奥日光高原ホテルも近鉄グループです。
 2017年3月25日リニューアル。
 日帰り入浴も積極的に対応していて、下足室や休憩所があります。

 正面玄関とフロントは3階。正面玄関は防風仕様となっています。
 湯上りサロン「すすき野」が2階にあります。
 浴室は1階。

 2源泉使用。
  源泉名「箱根高原ホテル自家源泉」 台帳番号 元箱根第26号混合泉
   湧出地:箱根町元箱根字旧札場159-148 昭和44年掘削
   内湯で使用 引湯距離1110m 注入量毎分38?
   加水なし、加温なし、循環ろ過なし、塩素なし
   箱根レイクホテルでも同源泉を使用しています。
  白百合の湯 台帳番号 元箱根第47号混合泉 平成19年掘削
   露天風呂で使用
   加温、循環ろ過、塩素

 内湯「金時湯」「乙女湯」、露天風呂「満天の湯」、貸切風呂2つ。
 内湯は湯口左右に、小さめと大きめの2つの湯舟。
 塩素消毒の記載はあり、内湯は塩素臭は感じません、露天は感じます。 
 独自源泉かつ湯づかい良く、満足いく湯でした。

     

     

    

    

    


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