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 第一相模湯/安養寺(古川薬師)


第一相模湯  大田区西六郷2-29-2 03-3731-1993 14:30-23:00 定休月曜

 近くにはヌーランド、照の湯があります。

 マンション銭湯ですが、四角の煙突が高く、木の札の松竹錠、自販機なく入浴料は番台払い。
 花が多い銭湯。脱衣場の床までピカピカ。

 源泉名「第一相模湯」
 真新しい分析書が掲示してありました。平成31年2月28日分析書。
 成分総計1.776g 腐植質28mg。
 以前の分析書(21.3.3)だと、腐植質が50mgありました。
 知覚的試験は、引き続き、強黒褐色透明の表記で、手を沈めるとすぐに見えなくなる真っ黒。
 「加温、循環装置を使用、塩素」

 白湯、黒湯、高濃度炭酸泉があります。
 黒湯は熱さ控えめで心地よい。
 高濃度炭酸泉は、ブームになる前に導入しています。
 最近の炭酸泉のように肌がアワアワになることはありませんが、汗だらだらで炭酸の威力を実感します。

 浴室の壁画は、男湯が日光の竜龍頭の滝、女湯が自信はないけど日光の六方橋と直感したタイル絵。
 昭和53年の創業以来、そのままだというから保存状態が良いです。
 栃木の雰囲気を味わえました。

 ホームページや日記が充実していて、店内はストリートビューで見ることができます。
 脱衣所に撮影禁止の3枚の貼り紙があり、浴室内の画像はありません。

     

    

    


安養寺・古川薬師道道標  大田区西六郷2-33-10

 第一相模湯から多摩川土手へ西へ240mほど歩くと、古川薬師道道標があります。
 第一相模湯の前の道が東海道から分岐してきた薬師道です。
 薬師道は東海道から分岐して安養寺まで続いています。

(説明板)
 「古川薬師道 道標
   正面に薬師如来を表す種字を刻み、その下や左右側面の三面にも古川薬師への道を指示している。
  延宝二年(一六七四)、東海道から多摩川道に入る分岐点に、江戸の有志の寄進より建てられたが、
  のち古川薬師をまつる安養寺の門前に移された。
   古川薬師は、古来信仰を集め、江戸時代には江戸近郊の行楽地になっていた。
  区内に残る東海道の道筋に建てられた道標のうちの一基であり、江戸時代の交通史上、貴重である。
    昭和五十年三月十九日 指定
      大田区教育委員会」

  

 道標の正面には、梵字と「古川 薬師如来江之道 六郷之内古川村 別当安養寺」と刻まれ、
 両側面には「これよりふるかわやくしへのみち」と文字を変えて刻まれています。
 (右面)「是より ふる川屋くし江のみち」
 (左面)「これよ里 ふ類かわやくしへ乃ミち」

    

<安養寺>

 本堂内左手に閻魔大王が祀られているようです。
 「江戸東京四十四閻魔」の第二十一番です。

   

「江戸名所図会 古川薬師」有朋堂書店 大正11より引用

 古川薬師は、「江戸名所図会」にも掲載されている江戸近郊の行楽地でした。

   


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