ヌーランドの南、およそ800mにある黒湯温泉銭湯。
ヌーランドも黒いですが、ここも真っ黒です。
平日は15:00からの営業ですが、土日祝は10:00から営業しています。
<煙突/ ON泉 OFF呂>
マンションの壁面には「ON泉 OFF呂」と掲示されています。
煙突に絵が描かれています。気球に乗る少年の絵、翼竜の絵、恐竜の絵。
煙突に恐竜が描かれているのは、ここだけだと確信します。
<外観>
銭湯らしからぬ、丸石を埋め込んだ茶色の外壁です。
「照の湯 温泉 サウナ 檜風呂」の切文字看板です。
屋根の上に植木が置かれています。マンション銭湯になっても、昔ながらの植木は健在ですね。
替り湯は、
日:よもぎの湯 月:ペパーミント 火:抹茶グリーンティー 水:黒温泉 金:アロエ 土:クール
水曜日は黒温泉が登場するので、ここと水風呂と露天風呂と3カ所黒温泉に入れます。
<入口>
暖簾をくぐると、天井のカラフルな回転灯の照明がぐるぐると廻り、お出迎え。
この照明は人を感知すると明りがついて廻っていました。
ワンちゃんが「お待ちしてました」とプラカードを持ってお出迎え。
置物とは思えないリアルなワンちゃんです。
おもちゃ箱をひっくり返したようなメルヘンチックな絵でお出迎え。
「自由にお使い下さい。」と乗馬マシンがお出迎え。
普通の銭湯とは違った光景で、お出迎えのホスピタリティーが伝わってきます。
<脱衣所>
脱衣所はマンションの1階とは思えないほど天井が高いです。
建て替えに当たって、銭湯へのこだわりを感じます。
棚はコイン不要の昔ながらのタイプです。縦長も用意されています。
ドライヤー20円。
<毒蝮三太夫>
毒蝮三太夫さんの色紙が飾ってあります。
2016年11月15日に、TBSラジオ「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」の生中継で、毒蝮三太夫さんが来られたようです。
<分析書>
平成31年4月3日の真新しい分析書です。
源泉名「照の湯」ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)
成分総計2.197mg 炭酸水素イオン1097mg 腐植質110mg(130.5mgから少々落ちています)
掘削深度300m、比較的浅いので、腐植質の数値が高いのだと思います。
加熱、循環ろ過、塩素(常時源泉投入のかけ流し併用でした)
「可燃性天然ガス濃度確認書」が掲示されています。
燃性天然ガス濃度については、基準を超えないことを確認したとの内容です。
メタンガスと一緒に湧く温泉でよくみかけるように、露天風呂の表面はアワアワです。
<ペンキ絵>
壁には富士山のペンキ絵です。
西伊豆、早川と銘記があります。
銭湯ペンキ絵師・故早川利光氏が描いた富士山。
ペンキがはがれておらず、保存状態が良いです。
道の上にはミニカーが貼りつけられています!
<内湯>
これまた、マンションの1階とは思えないほど天井が高いです。
一戸建ての普通の銭湯のような雰囲気を保っています。
湯船は中央に位置し、洗い場はその周りにあります。
関西・九州の銭湯などではよくみかけますが、東京では珍しい。
「古代檜風呂」から下段のL字湯舟にオーバーフローしていきます。
イスは備え付けの石のイスです。
子供用の椅子が用意されています。木の椅子で、座るところに絵があります。
床の一部は足つぼマッサージとなっています。
桶はケロリンタイプで、桶の文字は「いらっしゃませ 照の湯温泉」。
<サウナ>
サウナは無料。
<冷鉱泉水風呂>
真っ黒で、水中は見えず、表面が鏡面となっているほどの黒さ。
常時源泉の投入はないので、鮮度はいまいち。
水温計は24℃を示していました。
<温泉露天風呂>
露天風呂への入り口は、家庭用のシャッター扉。がたついていて開けづらい。
露天風呂といっても、隣りがアパートで、外から見えないよう囲まれています。
外から木の枝だが侵入してきています。
密閉露天風呂で、明かりがあります。
四角窓の外を見ると、植木が置かれています。
湯舟の底は、足で確認すると丸石が敷かれており、マッサージ効果を考えているようです。
湯舟に入る時、段差の岩があります。
「注意 足もとに気をつけて下さい 照の湯温泉」の掲示がありますが、
湯舟内真っ黒なので、気をつけて、そろりそろりと入らないと、岩や丸石につまづいて転けますね。
注意掲示が露天風呂の出口にあるので、入り口に掲示したほうが良いと思うのですが。
椅子が2脚備えられていて、一休みできます。
その横で、帽子をかぶったタヌキがゴルフをしています。
湯口からの湯は時々熱くなるので、加温循環ですね。
加温循環分の湯口のほか、源泉投入は2か所です。
冷たい源泉の竹筒湯口の投入量と、オーバーフローの量が見合っていないので探すと、
ゴルフプレイのタヌキの下の湯底からも冷たい源泉を投入しています。
温度計は41℃を示しています。
タヌキの辺りがぬるめで、湯底だけ冷たい、鮮度良い場所をほとんど独占。
良い黒湯なのに、地民の方々は、露天風呂に来ないで帰っちゃうのはもったいない。