<特殊金属エクセル>
特殊金属エクセルが設置した日帰り温泉施設です。
この場所には昭和21(1946)年に建てられた創業者谷口周氏の邸宅と庭がありました。
建築家・降幡廣信氏と作庭家・小口基實氏の力添えにより、昭和の建物と庭石を活かした日帰り温泉施設に再生されています。
なお、真向いのイオンスタイルは、工場だった場所です。
<館内>
館内案内図は、建築画家の大渕澄夫氏による画。
19世紀のホールクロックがあったりします。
食事処は柿天舎(してんしゃ)。柿天とは創業者の雅号です。
その建物と庭園は昭和の素材そのままに再生されています。
鈴虫の音色が心地よく、都内であることを忘れる別世界。
食事はセルフサービスです。
10割蕎麦の3たてです。しっかりつながっていてこしを感じます。
蕎麦粉は定期的に産地を入れかえていて、
今回は、日本一早い北海道雨竜産の2019年秋新蕎麦でした。
<大地のめぐみ>
柿天舎で、野菜や果物を売っています。大地のめぐみから週4日の納品。
矢口さんの「梨」が置いてありました。
大地のめぐみの直営店(大きなかぶ板橋店 板橋区前野町3-50-6)が近くにあります。
茨城新聞に記事が掲載されています。
阿見の組合「大地のめぐみ」都内の直売所引き継ぐ 2019/8/21(記事は消滅)
<源泉名「板橋前野温泉」>
源泉名「板橋前野温泉」含よう素・ナトリウム・塩化物強塩温泉(高張性中性温泉)
知覚的試験:ほとんど無色透明、強塩味・鉄味を有す。また不随ガス(主にメタン)の湧出を認める。
成分総計27.97gの高張泉です。ヨウ化物イオン23.8mgです。
申請者「特殊金属エクセル」
露天風呂で温泉を使用、源泉掛け流し浴槽があるのが魅力です。
貯湯タンクを設置せず湯舟へ直投入なのも魅力です。
<源泉風呂>
1日の汲み上げ50立方メートルの規制があり、投入量に見合う大きさの湯舟となっています。
露天風呂入口にある分析書では、時により加温表示。
源泉風呂脇の天然温泉利用証では、
「露天風呂なので気温の低い日に、給湯管で熱交換により加温しています」と記載。(日本温泉協会 2011年2月1日)
当初は源泉温度が41.0℃、現在は源泉温度が36.9℃のため、常時加温のかけ流しです。
金気臭の濃厚なうぐいす色の濁り湯。
<露天風呂 つぼ湯 寝湯 足湯>
「加水、加温、循環ろ過、塩素」
除鉄、除マンガンもありなので、かけ流し風呂とは全然色が違います。
塩素と温泉成分が結合して糸状の湯花みたいなものが発生して
クレーム対応で、除鉄、除マンガンするようになったそうで、大目にみてもよい気もします。
源泉風呂のような力強い鉄臭はありません。
露天風呂、寝湯は茶色に近い黄色。壺湯は透明なまっ黄色。
源泉風呂→露天風呂→足湯とオーバーフローしていきます。
寝湯の湯量が一般的な寝湯より湯量が多めです。
<清算>
館内の支払いは、靴ロッカーの鍵についているバーコードが財布代わりです。
退出は自動精算機、バーコードで退館です。
<料金改定>
2009年10月1日から料金改定です。
平日 870円→890円 土日祝 1100円→1120円
回数カード750円→770円 有効期限なし
回数カードは有効期限がなくなっているので、購入しました。
入館料改定(2022年12月20日〜)です。
平日890円→900円(土日祝日1120円→1200円)
<ブログ>
「特殊金属エクセル 経営者ブログ」(消失)に情報満載です。
谷口慈雨子常務(創業者のお孫さん)や支配人が様々な内容を記載されています。
完成に至るまでのこだわりから、一味違う温泉施設と感じます。
夕方〜夜に入湯。源泉風呂は相変わらず良い湯です。奥会津にいるような笹濁りと鉄臭が心地よい。
脱衣所〜浴室は撮影禁止なので、館内の画像は柿天舎だけです。
庭はきれいにライトアップされています。
久しぶりに入湯です。相変わらず良い湯で、山奥に来たような笹濁りと鉄臭の源泉はすばらしい。
コロナが落ち着いたので久しぶりに入湯です。相変わらず良い湯で、山奥に来たような笹濁りと鉄臭の源泉はすばらしい。
露天風呂の写真はパンフレットを引用です。
相変わらず良い湯で、山奥に来たような笹濁りと鉄臭の源泉はすばらしい。
入館料改定(2022年12月20日〜)です。
平日890円→900円(土日祝日1120円→1200円)
相変わらず良い湯で、山奥に来たような笹濁りと鉄臭の源泉はすばらしい。
<柿天舎(してんしゃ)>
庭園のある柿天舎へ。熊野神社が祀られています。
平日午前11時までの限定メニュー「さやの朝せいろ」¥620円です。
「十割蕎麦・ミニとろろ・玉子焼・ミニサラダ」
相変わらず良い湯で、山奥に来たような笹濁りと鉄臭の源泉はすばらしい。