ほっと湯WEB【愛媛】
 

 道後温泉

    



○道後温泉(登録商標)

 「道後温泉」は道後温泉旅館協同組合の登録商標となっています。
 ちょいとびっくり。

 聖徳太子が入浴したとも言われていて、古く昔からの温泉です。

 道後温泉の源泉の総数は、第1号から第29号まで29本あり、
 このうち愛媛県に登録している源泉は19本あります。
 汲み上げを控えている源泉もあり、稼働中の源泉はこれより少なくなります。

 自噴源泉はなく、すべて動力により汲み上げられ分湯場に集められます。
 分湯場は第1から第5まで、4か所あります。
 第1と第3分湯場は統合されているので、第3分湯場はありません。

    



○道後温泉第1分湯場  松山市道後湯之町19-22

 「祝谷源泉」「15号源泉」「松風寺」「14・24号源泉」の名前が掲示されています。
 第1分湯場に送湯されてくるのは、以下の源泉となっています。
 「祝谷源泉」(第17号源泉、第19号源泉、第21号源泉)
 「松風寺源泉」(第14号源泉、第15号源泉、第24号源泉)
 「椿の湯源泉」(第7号源泉、第13号源泉)
 (※現状9本で1本増えているようです)

    
 

○道後温泉第2分湯場  松山市道後湯之町4-30
 
 冠山に、第2分湯場があります。
 「第3号源泉」「第5号源泉」「新源泉西」「新源泉東」「5分湯場へ」「足湯」の文字が見えます。
 新源泉は第6号源泉、第8号源泉、第9号源泉、第25号源泉。

    
 

○道後温泉第4分湯場  松山市道後湯之町7-28 稲荷神社境内

 2017年11月1日に改築されています。手湯が設置されています。



○坊ちゃん列車

 市電あるいはバスで道後温泉駅に着きまず目に入るのが坊ちゃん列車とからくり時計です。

  
 

漱石坊っちゃん之碑 松山市道後湯之町5

 坊っちゃん発表百年を記念して、松山坊っちゃん会が2006(平成18)年4月に建立した碑です。

   
 

道後放生園  松山市道後湯之町6-7

 御手洗川の引水池であった放生池を埋め立てて作られた広場が放生園です。

 <坊っちゃんからくり時計>

  1994(平成6)年、道後温泉本館100周年を記念して作られました。

     
 

 <足湯> 6:00-23:00

  2002(平成14)年12月に完成。
  第2分湯場からの源泉が、道後温泉本館で使用されていた湯釜へ投入されています。

     
 

 <正岡子規像> 松山市道後湯之町6-10

  放生園の一角に野球のユニホーム姿の正岡子規(22歳)の銅像が建立されています。
  松山中央ライオンズクラブが1200万円で建立し、松山市に寄贈したもの。
  2015(平成27)年3月20日建立の新しい像です。
  「まり投げて 見たき広場や 春の草」の俳句が掲示してあります。

    
 

 <道後観光案内所(道後温泉観光会館)>   松山市道後湯之町6-8 089-921-3708

  放生園の横に、道後観光案内所があります。



冠山  松山市道後湯之町4

 道後温泉を祭る「湯神社」、菓子の神様である「中嶋神社」、空の散歩道、第2分湯場・温泉事務所、市営有料駐車場があります。
 北側は駐車場への車道、南側は、湯神社への表口で石の階段があります。

  茶玻瑠の露天風呂から、冠山を望む
    

   
 

 <湯神社> 松山市道後湯之町4-7

  与謝野晶子は、湯神社を訪れ、次の歌を残しています。
  「道後なる湯の大神の御社のもとにぬる夜となりにけるかな」
  湯神社には歌碑はありませんが、スタンプに歌が刻まれています。

       

       

       
 

 <中嶋神社>
  
  お菓子の神様です。

    
 

 <松山市保存樹> 樹齢400年のイチイガシ(指定番号23)と樹齢300年のクスノキ(指定番号32)

  冠山は巨大なクスノキで覆われた巨木の森でした。
  1964(昭和39)年、温泉センター建築のため森は伐採され、山頂部は平らに削られました。
  温泉センターは、2001(平成13)年10月1日に取り壊された跡地が駐車場となっています。
  松山市保存樹が残っています(樹齢400年のイチイガシ(指定番号23)と樹齢300年のクスノキ(指定番号32))

       

      
 

 <塩田岩治氏之像>  松山市道後湯之町4-10

  元利根ボーリング社長・塩田岩治氏の胸像があります。
  昭和33年(1958)建立。台座と像の向きが逆という不思議な像です。
  現在の会社は東亜利根ボーリングです。

       
 

 <空の散歩道>  松山市道後湯之町4-30 2
 
  2008(平成20)年春に整備された展望スペースの遊歩道です。
  道後温泉本館の全貌が見渡せます。

  「弦音(つるおと)に ほたりと落ちる 椿かな」夏目漱石(明治27年)
  2015(平成27)年の比較的新しい看板です。空の散歩道にあります。

    


道後温泉本館(坊っちゃんの湯) 松山市道後湯之町6-8 089-921-5141

 本館の一番高いところに白鷺がとまっています。
 赤いギヤマンが映える「振鷺閣」です。
 瓦には宝珠が形どられています。

 湯上がりに浴衣に着がえて、2階の大広間で坊ちゃんだんごを注文して食べるのが美味しい。
 
     

     

  「道後温泉誌」道後温泉事務所 大正7(1918)より引用
   



○手湯・足湯  道後温泉物語 手湯・足湯マップ
 
 <ふなや> 松山市道後湯之町1-33 089-947-0278 12:00-20:30

  「漱石句碑」
  「はじめてのふなや泊りをしぐれけり 漱石」石碑があります。

  1931(昭和6)年11月2日、与謝野鉄幹・晶子夫妻は「ふなや」に宿泊しています。

  足湯は館内の庭にあり、宿泊者以外も利用できますが、館内から庭に降りて遠いので、利用しませんでした。

       
 

 <道後グランドホテル> 松山市道後湯之町16-21 089-943-0075 手湯 7:00-10:00 15:00-21:00

  他の旅館は足湯ですが、ここは手湯です。
  時間外で、湯はありませんでした。

     
 

 <大和屋本店> 松山市道後湯之町20-8 089-935-8880 6:00-22:00

  足湯「伊予の湯桁」です。

       
 

 <ホテル古湧園> 松山市道後鷺谷町1-1 089-945-5911 足湯 11:00-22:00 ※建替中→2019/10open予定 

  足湯ですが、ほとんど冷水でした。
  「寝ころんで蝶泊らせる外湯かな 一茶」

       
 

 <道後山の手ホテル> 松山市道後鷺谷町1-13 089-998-2111 9:00-22:00

   レンガ造りの足湯です。
   駐車場の一角にあり小さいので見つけるのに迷うかも。

      
 

 <椿舘 別館> 松山市道後鷺谷町3-1 089-987-6006 足湯 7:00-21:00 2018/11/30建替休館 2020春open予定

  分析書掲示してあるのには感心しました。使用源泉:第1分湯場 塩素消毒あり
  「正岡子規句碑」
  「陽炎や苔にもならぬ玉の石 子規」

       
 

 <ホテル葛城 Spa Resort 道後> 松山市道後湯月町4-16 089-945-5141 足湯 12:00-19:00

  「正岡子規句碑」
  「十年の汗を道後の温泉に洗へ 子規」

      
 

 <道後舘> 松山市道後多幸町7-26 089-941-7777 足湯 6:00-22:00

  鬼瓦(掬間瓦)の口から源泉が流れ込む足湯です。

      

     



椿の湯  松山市道後湯之町19-22 089-935-6586

 「つばきはし」「椿坂」「聖徳太子道後温泉碑」があります。
 
<聖徳太子道後温泉碑>

 法興6年(596年)10月、聖徳太子は、道後に来浴され、湯の岡に石碑を建たてたことが
 「伊予国風土記逸文」に記述されています。
 この碑は現存せず、復元された碑が建っています。
 

<椿の湯>

 椿の湯は、道後温泉本館の混雑に比べ、空いていてゆっくりできます。

 源泉名「道後温泉 第1分湯場」使用。
 影響を与える項目は、塩素のみ。塩素添加の説明があります。

 「いこいの家」という障害者用の浴室があります。

 脱衣所のロッカーは、10円ノーリターン。ドライヤー3分10円。

 「正岡子規の句の湯釜」
 「十年の汗を道後の温泉に洗へ」
 子規の句が湯釜に刻まれています。
 浴室内壁には白鷺が描かれています。

     

     

     

     



飛鳥乃湯泉  松山市道後湯之町19-22 089-932-1126

 2017/9/26open。建設時の画像です。

    

 13号源泉(椿の湯)の源泉改修工事もしていました。
   



茶玻瑠  松山市道後湯月町4-4-4 089-945-1321

 10階が大浴場。その階上に屋上露天風呂があります。
 道後温泉での眺望は、冠山が良いですが、ここは冠山もすっぽり視界に入ります。
 夜は夜景がきれいです。日中は松山城や観覧車まで一望できます。

 源泉名:道後温泉本館機械場(第7.9.14.19.21.24.25.26.28号源泉の混合水)
     第2分湯場使用です。
 影響を与える事項:
 「清掃時加水、加温、循環ろ過とかけ流しの併用、塩素」

 「十年の汗を道後の湯に洗へ 正岡子規」

     

     

     

    

    

 フロント横に、石鹸の入った無料貸し出しの湯かごが置いてあります。
 宿に客を囲い込むのではなく、外に出す対応が、道後温泉のにぎわいを象徴していると感じました。

  



愛媛県障害者更生センター 道後友輪荘  松山市道後町2-12-11 089-925-2013

 過去、宿泊しました。
 門限があったのが少々不便だったかな。今は指定管理だからそんなことはないと思います。



熟田津の道(にきたつのみち)

 道後ハイカラ通り(道後温泉商店街)の途中から西へ延びる石畳の遊歩道があります。

 万葉集の額田王(ぬかたのおおきみ)の歌にちなむ熟田津の道(にきたつのみち)です。
 「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」
 

 <くだもの専門店 里商店>  松山市道後湯之町14-4 089-921-3093 8:00-20:00 日曜定休

  道後ハイカラ通から熟田津の道に曲がると右手に里商店があります。
  愛媛県産のかんきつ類はほとんどがそろい、品質が良さそうです。
  店頭には「せとか」「甘平」「たまたま」(宮崎の完熟金柑ブランド)など色々。

     
  

 <市川バナナ店>  松山市道後湯之町15-2 089-947-2222

  熟田津の道にあります。里商店に近いです。
  店名はバナナ店ですが、みかんが色々、安いです。

    



○ハイカラ通り

 道後温泉のメイン通りです。

 <清水商店> 松山市道後湯之町6-14 089-921-1634

  じゃこ天ののぼりが出ている清水商店の店頭に、甘平がありました。
 

 <愛媛果実倶楽部 みかんの木> 松山市道後湯之町13-15 089-941-6037
 
  古湧園が経営する愛媛の柑橘類・柑橘加工品の専門店です。
  甘平4個パック720円購入。ちょっと高いですね。

      
 

 <菓匠「一泉堂」>(閉店) 松山市道後湯之町6-13

  与謝野晶子は、一泉堂でお饅頭を購入しました。
  道後温泉のシンボル湯玉模様の焼き印が押された「玉饅頭」(登録商標)の一泉堂はなくなり、
  今は手打ちうどん「道後亭」となっています。



○その他

 <海鮮屋>  松山市道後湯之町15-18第七浜崎マンション1F 089-909-7303

  ちょっと裏通りにある居酒屋。

     
 

 <業務スーパー道後店>  松山市道後湯之町17-14 089-948-4120

  「甘平」「はるみ」を購入。甘平など色々あって、みかんが安いです。
  業務スーパーで売っていたみかんは、麗紅 甘平 デコポン はるみ ポンカン。

      
 

 <愛媛のみかん>

  はるみ 紅まどんな はれひめ いよかん ポンカン 甘平 せとか 清見タンゴール
  風呂あがりに食べる甘平(かんぺい)が、秀逸でおいしくて好き。
  甘平が出回る1月〜2月に道後温泉に行きたい。

    



松ケ枝遊廓跡/上人坂  道後湯月町

 松ケ枝だ郭ができたのは、明治10年で比較的新しい遊郭でした。
 宝厳寺山門内の参道に妓楼が並んでいたとは驚きです。

   
  「道後温泉誌」道後温泉事務所 大正7(1918)より引用
 

 参道が上人坂/ネオン坂歓楽街です。
 「愛媛県 カフエー 公安委員会」の鑑札が名残を示しています。

     

     
 

 <合名会社山澤商店>  松山市道後湯之町4-52

  杉玉(酒林)が吊られた歴史を感じる酒屋さん。
  遊郭が全盛のころは、この酒屋も繁盛していたのでしょう。

     
 

 <道後湯月町1>

  「Yokoso! Dogoyuzukicho 日本最古の名湯」
  道後温泉のシンボル「白鷺」と「宝珠」
  道後ならではの文字や印が並びます。

       
 

 <宝厳寺>  松山市道後湯月町5-4

  「色街や 十歩はなれて 秋の風」正岡子規

     
 

 <円満寺>  松山市道後湯月町4-49 「湯の大地蔵」

      

     
 

 <歓楽街> 

  道後温泉の歓楽街は、松ケ枝遊廓跡とは別の場所に形成されています。
  外国人の客であふれています。

  道後ヘルスビル(道後ぼっちゃんビル) 松山市道後多幸町1-10
      

   ニュー道後ミュージック
     


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