ほっと湯WEB【熊本】
 
 菊池温泉「木立の中の宿 清流荘」


○菊池温泉

 菊池温泉の歴史は浅く、開湯は1954(昭和29)年です。
 菊池温泉の所在地が隈府(わいふ)なので、奥様のワイフと掛けて、
 菊池温泉観光旅館協同組合加盟旅館では、「わいふの湯」の名称を使っています。
 また、菊池温泉は、同組合の登録商標となっています。

 NPO法人「健康と温泉フォーラム」が、「温泉療法医がすすめる温泉」という観点から選んだ
 「名湯百泉」に菊池温泉は選定されています。
 「健康と温泉フォーラム」→「名湯百泉

 菊池温泉での湯めぐりには、3枚で1500円「菊池温泉周湯券」が活用できます。
 「菊池観光協会


○木立の中の宿 清流荘  菊池市大字隈府1587-17 0968-24-2155

 「九州温泉道」選定施設です。ポイントとして「こだわり」をあげています。
 人工的なものより、自然のものへのこだわり、
 掛け湯もカランもすべて源泉使用の、湯舟はかけ流しへのこだわりを感じました。

 多くの宿がある菊池温泉街からは少し離れた場所に位置している一軒宿です。

 宿は古風な雰囲気の味わいがあります。
 懐かしいアイテムが色々と置いてあります。
 竹で作られた椅子、古時計、甲冑など、色々とあります。
 脱衣カゴは竹製のカゴ、手湯、内湯、露天の掛かり湯の湯口は竹です。

     

    

    

     
 

<古い露天風呂>

 貯湯タンクの下に、今は使われていない露天風呂がありました。

   
 

<手湯「月明かりの湯」/源泉施設>

 旅館入口脇の道路に手湯「月明かりの湯」があります。
 夜は月明かりでは暗すぎてフラッシュ撮影したけど、昼間撮ったのとほとんどかわらず。
 源泉湧出地の住所から判断して、その先が源泉地かと思います。源泉施設があります。

    

    
 

<風呂>

 岩風呂「まほろば」「ひびき」、露天風呂「ほたるの湯」「思いでの湯」、貸切家族風呂「湯の倉」12室とあります。
 湯の倉は人気ですね、いつも混んでいました。
 泊まったので、岩風呂内湯が24時間で、貸切状態で利用できたので湯の倉には行かず。

 ○源泉名:清流荘 泉温:48.9℃ pH:9.4 成分総計:0.31g アルカリ性単純泉(平成27年分析書)
  かすかな硫黄臭がします。ぬるすべのアル単です。
  3時間程度で湯が入れ替わるかけ流し。
  「この温泉は完全かけ流しの温泉です。」の掲示があります。

 ○影響を与える項目
  「気温の高い夏場に、時折20%程度沢水を加水しています。」
  「毎日、完全にお湯を抜いて清掃の上、消毒を実施しています。」

 ○入浴料 50分1300円(貸切家族風呂「湯の倉」各12室)
         500円(露天風呂・内湯)

    

    
 

<岩風呂(内湯)>

 旅館内に岩風呂の内湯「まほろばの湯」「ひびきの湯」があります。
 日替わりで男女入れ替えです。
 岩場に浴室をつくったような印象を受けます。
 カランも温泉を使用。
 源泉投入量十分、オーバーフローしていきます。
 内湯が宿泊者は24時間入浴可能なのは嬉しいところ。
 

<岩風呂「まほろばの湯」>

 内湯ですが、露天風呂のような内湯です。
 湯は、ぬるすべ〜、カランの湯もぬるすべ〜。
 床もぬるすべ〜で転けないよう慎重に歩きました。

    

    

    
 

<岩風呂「ひびきの湯」>

 タイル貼りの湯舟が岩肌にひっついています。

     

     
 

<露天風呂>

 旅館から露天風呂に出る出口があります。
 露天風呂は、菊池川支流の迫間川沿いに、下流側「ほたるの湯」上流側「思い出の湯」があります。
 日替わりで男女入れ替えです。

 露天風呂は、清流を眺めることができます。
 しかるに、迫間川の上流に竜門ダムがあり、放水されている時は、清流が濁流になっていて、
 台風でもなく晴天なのに、これはこれで迫力あります。

 清流が流れる木々の中の露天風呂、源泉かけ流しです。
 掛かり湯も源泉かけ流し。
 洗い場はカランやシャワーはなく、竹筒から流れ出る源泉の掛かり湯を使います。

    
 

<露天風呂「ほたるの湯」>

 「この露天風呂は親子で2年余かけて造りました。
  お客様の気持になり一生懸命汗を流しお客様の喜ばれる顔をおもいながら・・・一寸男」の貼り紙。

 まじですか〜。自分も、一生懸命汗を流し露天風呂を手作りしている姿と顔をおもいながら、
 一生懸命入浴しました。

     

     

     

   
 

<露天風呂「思い出の湯」>

     

     

     

     

     

    
 

<足湯>

 露天風呂の外に足湯があります。家族風呂「湯の倉」の玄関先です。
 夜も湯を張っていました。

     
 

<貸切家族風呂「湯の倉」>

 足湯の近くに、貸切家族風呂「湯の倉」12室があります。
 お湯は毎回入替式です。
 帰りに300円引き券をもらえるようです。宿泊者は500円で入れます。

    

   
 

<休憩所>

 庭に休憩小屋があります。
 中には囲炉裏があり、落着いた良い雰囲気を醸し出しています。
 流し台にケロリン桶が置いてあり、意表をつかれました。
 内湯も露天も木の桶で、ケロリン桶はなかったのに。
 自然の素材にこだわっているから、ケロリン桶は浴室用には採用しないんでしょうね。

    
 

<就労支援A型>

 清流荘は、就労支援A型という障害福祉サービスの事業所で、社会福祉法人菊愛会が運営しています。
 旅館の1室は短期入所事業(ショートステイ)で使用しています。なるほどと感心したり。
 知的障害のある人たちが働いていることを理解していれば全く問題なしです。
 皆さん知らないで利用していても満足度高いようです。
 菊愛会の車が駐車スペースにありました。

 熊本の震災では、被災者に風呂を開放して熊本市内からも多く来られたようです。
 (このため、熊本市から菊池市への道路が渋滞したとか)

  


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