「焼津黒潮温泉」は、1983(昭和58年)「高草1号井」「高草2号井」「50号井」より採取した天然ガスに随伴する坑水で、
地下1,500mの新世代新第3世紀中世大井川層女神層と呼ばれている約1,900万年前の地層から湧出しています。
ザ・トーカイ(東海ガス)では全量を焼津市に供給し、市が各施設へ給湯しています。
「高草1号井」「高草2号井」の湧出地(焼津市駅北5-9-1)に、混合貯湯槽があります。
現地には「やいづ天然温泉源泉地」の表記があります。
分析書の採水地は、混合貯湯槽となっています。
「50号井」は、なかむら館の横にあります。
<温泉供給停止>
2018年5月14日に、「高草1号井」の温泉を汲み上げる設備が故障で自動停止しました。
焼津市は代替措置として、熱海温泉をタンクローリーで各施設に運搬して急場をしのぎました。
その後、焼津市は50号井の使用手続きを進め、7月から各施設は黒潮温泉の営業を順次再開しました。
サンライフ焼津(市勤労会館)と焼津駅南口足湯は供給量が足りず、休止したままです。
高草1号井は、井戸のパイプに数カ所の亀裂があり、
一回り小さいパイプを入れ、二重パイプにすることで亀裂をふさぎました。
修繕工事は8月1日に終了しました。
(新聞記事と焼津市HPからまとめてみました)
「広報やいづ」(2018‐12‐01)によると、
「現在、やいづ黒潮温泉が利用できる施設は、次のとおりです。
・ホテルアンビア松風閣
・焼津グランドホテル
・湊のやど汀家
・かんぽの宿焼津
・やいづマリンパレス
・エキチカ温泉くろしお
・なかむら館
※サンライフ焼津は引き続き浴室の営業を休止しています。
また、駅前の足湯も利用を停止しています。
不思議なことに、温泉供給先9か所のすべてが故障で供給がストップしていたわけではなく、
なかむら館だけは、温泉供給がストップしていませんでした。(焼津市の広報情報)
推測するに、焼津市の温泉供給は、集中管理方式ではなく魚骨方式かな。
また、ポンプ供給は、混合槽から線路反対側となかむら館への2系統だったかな。
よくわかりません。
焼津駅北口から、線路沿い東京方面へ約400mと駅から徒歩圏内です。
「50号井」が横にあります。
玄関の両側に龍の像があります。
入浴料400円。地元の方々が銭湯のように利用されています。
女将さんひとりでやっているので、大変だなぁと思うのに、気を遣ってくれます。
平成22年6月18日の分析書によると
源泉名「混合泉」(源泉名及び湧出地は別紙記載とあり、別紙の掲示がないので詳細不明)
成分総計15.1gのNa-Ca-塩化物温泉。高張泉で、塩辛さと苦み。
影響を与える事項なし、完全かけ流しです。
内湯のみ。強烈な湯です。
桶に源泉、浴槽水、水を汲んで、色の変化あるのかな〜、変わりませんね。
湯舟にじっくりつかって見学していたら、強烈な湯にやられちゃいます。
赤いホースが目立つカラン。普通の配管だと強烈な源泉にやられてしまうのでしょう。
「当温泉は源泉掛け流しですが、うがいや目を洗うのは厳禁です」の掲示。
塩水で目を洗う人なんていないと思いますけど、洗おうという人がいるのかもですね。
焼津駅南口にある足湯。
訪問時はお湯なしで誰もいないので、撮影にはもってこいでしたが。
焼津のはんぺんは、黒いです、おいしいです。
おでんの具が総じて黒いです。
抹茶洋かん(平田屋)
一個包みなので、食べやすい。
茶大福(水見色きらく市)
お茶のインパクトが濃厚でおいしいね。
しずおかコーラ(木村飲料株式会社)
お茶のコーラですよ。また飲みたいとは思わない。話ネタにお土産によいかも。