川俣 湯沢噴泉塔&野湯群 2010/11/28訪問
難所イメージ先行と睡眠時間と同じぐらいの山歩きはきついと感じ未訪問でした。
山王林道から工事用道路経由ルートより、平家平から入る新たな遊歩道が整備され、
行きやすくなった感がありますが、多数の橋が流れているのでハイキング感覚だと大変。
噴泉塔入口に8時前に到着。画像撮りながら進むと時間の記録にもなり便利なので、
きりのいい8時ちょうどに出発。
・出発8:00→笹倉沢出合8:51→広河原の湯9:10
広河原の湯9:15→砂の湯9:27→崖上の湯・隣の湯9:37→蟹湯沢の湯9:40→せせらぎの湯9:50→
せせらぎの湯対岸の湯9:55→噴泉塔10:04
噴泉塔10:40→せせらぎの湯10:54→蟹湯沢の湯11:07→広河原の湯11:36
広河原の湯12:08→12:25笹倉沢出合→砂防堰堤直下12:33(寄道)→駐車場13:35 全行程5時間35分。
・丸太橋11カ所のうち、徒渉7回(広河原まで4回、噴泉塔まで3回)
帰りに道を間違えること1回。
・熊はもう寝てますか?まだ起きているかな?と思って熊鈴を鳴らし歩行。
結果、出会った生き物:砂防工事の簡易モノレールから降りる工事の人3名。
・徒渉は下流で膝下程度で、転けやすいけど、一度も転けずに往復できました。
・広河原から上流は、あちこちで湯が湧出し、宝探し気分でした。
・広河原から下流は、いたるところでブルーシートが流木にからまっており
どうにかならないのかなと思いました。
・今回使用した物:
熊鈴(100円ショップで今回特別に購入)
マリンシューズ(徒渉用に持って行きましたが、水はけ良いので靴はいたまま湯だまりに足をつっこめたり、
地熱が伝わってくるので湯がわいているところを気づきやすく重宝。噴泉塔の岩場でも便利でした。
ゴム足袋も持って行きましたが脱ぎ履きが面倒と思い車に置いていきました。)
手の平がゴムの作業手袋(鎖やロープに手を添えて進む時に便利、
水はけも良いので手袋したまま湯だまりに手をつっこめ重宝しました)
木の杖(噴泉塔で拾った木、帰りの下り道で転けそうな時に使用)
0800 噴泉塔まで4.9km。手白沢噴泉塔歩道線は通行止の表示
0800 最初の木橋(流されていません笑)と、立派な「湯沢檀(まゆみ)橋」
「ここは高冷地のため竹が生育せず、群生していた「まゆみ」の原木で弓を作り、
若武者が駒にまたがり弓の修練に励んだ地、平家平、駒弓と伝わっている。」
このため近くにある宿は、屋号を「御宿こまゆみの里」と命名しています。
橋渡り終わって右手の遊歩道へ進みます。
0805 噴泉塔あと4500m。ハイペースで登ってきたので疲れます。
0812(1322 倒木が切ってありました。)
0813 噴泉塔あと4000m
0814 湯沢第3砂防堰堤が見えました。
ウィーンウィーンという機械音が聞こえてきます。
簡易モノレールで上から人が降りてきています。初めて見ました。
工事用車道が対岸の上を走っています。
山王林道から入ってくる砂防工事用道路です。
0814 噴泉塔まであと3.8km。丸太階段をのぼります。
0816 コンクリと鉄柵
0824 あと3400m
0830 木のくり抜き
0832 (1300 この人工構造物はなんでしょう?
1301 建設省貸付とありますが。
砂防指定地で建設省が一般の人に貸付するわけないので栗山村に貸し付けて
栗山村がつくった構造物でしょうが、温泉開発の遺物かな。)
0834 あと3100m
0837 (1253 遊歩道は端に行くと落ち葉に隠れて足を踏み外すところもあります。
これは誰か踏み外したのでしょうか。)
0842 湯沢第3砂防堰堤(えんてい) 完成平成21年12月 標高1203.5m 高さ220m
肉眼だと読めないのですが、カメラに撮ると読めるので便利。
温泉の分析書が天井にあって読めない時も画像に撮ると読めるので重宝します。
ここから笹倉沢の出合に遊歩道は向かいます。
0850 橋が流れています。最初の徒渉、ウォーターシューズに履き替えます。右岸に渡ります。
この先も徒渉が予想されるので、面倒なのでウォーターシューズのまま進みます。
0851 「噴泉塔→ 栗山村」の案内板。
0851 (笹倉沢が合流してきます。)
遊歩道は山へ入り登っていきます。
0856 栗山村の→表示が続きます。
0856 赤の板の案内表示(川俣方面 噴泉塔方面と2つの板)
川俣方面と噴泉塔方面の2つの方向指示表示の間からピンクのリボンが続いています。
ここが山王林道からの工事道路経由で湯沢右岸を進んでくる
廃道となっているような登山道の正規の合流点のような気がします。
0901 遊歩道は下り、湯沢に出ます。橋脚付で流されていない橋です。
2回目の湯沢渡りは橋付。左岸に出ます。
流れていない橋を渡ります。右岸に出ます。
0904 栗山村の→表示
0905 橋流れてます。2回目の徒渉。横にあった丸太の渡し木を渡ります。
左岸に出ます。
0906 噴泉塔あと1600m
0907 ワイヤー切れて橋が見あたりません。3回目の徒渉です。
右岸に出ます。
0910 木の階段下りるところから湯沢の対岸に広河原が見えます。
広河原を目の前に、4回目の徒渉。渡ると左岸が広河原です。
0910 河原でコンクリートの源泉井から温泉湧いています。
川縁からも温泉が湧き出ており、そんなところには手堀露天風呂。スコップも。。
0911 手掘り露天風呂はエメラルドグリーンで湯は新鮮です。
0912 思わず足をつっこんで砂で少々濁ってしまいました。
0912 ボーリング井から引き湯したブルーシートの露天風呂が残っています。
3連露天風呂となっています。源泉熱いので一番下が適温ですね。
茶色に変色してふつふつ湧いているところもありこちらは鉱泉かな。
硫黄泉だけでなくこんなのも湧いているんですねぇ。
広河原から下流では、あちこちにブルーシートが流木にからまっています。
広河原から上流では、流木にからまるブルーシートはみかけなかったので、
広河原から流されたブルーシートがあちこちに散乱しているのでしょう。
源泉施設は昭和56年に栗山村が温泉開発した産物のようです。
0915 あと1500m。広河原の湯の源泉の上流側です。残り1500m目指し広河原を出発。
ここから先、徒渉のためはいていたウォーターシューズが重宝でした。
湯気がたっていないところでも、歩いていると暖かさを感じるポイントが足身にすぐわかりました。
手をつっこんだり、足でぐるぐるしたり。熱くて思わず飛び上がったり。
0920 広河原を出発し最初の徒渉。橋はひっくりかえり半分水没しています。
最初からだと4回目の徒渉。右岸に出ます。
0921 あと1300m。平坦な道が続きます。
方向指示票のうしろのスペースに、塩ビ管と鉄管が置かれています。
ネットで噴泉塔の他の方々のレポ見ても指示票の後ろには塩ビ管・鉄管写っていないし
新しいので、最近置かれたようです。
地質調査にでも使うものでしょうか。
0924 5回目の徒渉。左岸に出ます。
0926 6回目の徒渉。右岸に出ると「砂の湯」
0927 広河原を出発し12分、徒渉先にある右岸湧出地です。
八九郎氏命名の「砂の湯」でしょう。川床から湧出しています。
手掘り露天風呂状になっていますが、川の水が冷たく今の時期は勇者でないと入れないですね。
0928 湧出温度がさほど高くないので、湧出ポイントに手を突っ込んでもさほど熱くありません。
0928 ワイヤーが切れて流された橋に落ち葉が積もっています。
0928 あと1000m
(1121 右岸の遊歩道を歩いていると、対岸の左岸に人工構造物が見えます。
形状的には広河原の源泉施設に似ています。湯気はたっていません。
はて、なんでしょう?気になったものの確認忘れました。
0933 遊歩道の脇には露天風呂みたいな湯は流れ込んでいない構造物があります。
本来なら湯が流れ込んでくるであろう場所に鉄管がありました。
0934 遊歩道下へ管が出ています。湯は流れていません。
0935 広河原から先は、看板よりも「赤い→」が目立ちます。
0937 崖上の湯。岩肌から流れ落ちた湯がヘドロ風呂に。足だけ入浴。
勇者だと入るでしょ、自分は入りませんが。周りはチャツボミゴケでしょうか。
0938 崖上の湯の隣の湯。鉄管から湯が出ています。足で湯温だけ確認。ぬるめです。
0940 広河原出発して25分。蟹湯沢の湯に到着。
カニ湯沢をわたると、足が温かい。沢が温泉です。
横切る地点では湯気は立っていませんが、上流では湯気があがっています。
これは登るしかないですが、帰りに登ることとします。
0940 蟹湯沢の橋も少々流されていますが、濡れずに渡れますが、
橋渡らず足着けながら湯温確認しながら通過。
0943 一番の難所ですか?横に鎖です。
0946 あと500m
0950 丸太の階段の先の対岸で湯煙があがっています。せせらぎの湯に到着です。
0951 湯気が数m立ち上っています。沢は白くなっています。
0951 せせらぎの湯手前の橋は、かろうじてかかっています。橋渡って左岸に出ます。
白いところを踏むと足が熱!で飛び上がる。
ボーリング跡の鉄管から、温泉たまごを通り越してゆでたまごになっちまうほど高温の温泉。
パックご飯とレトルトカレー持ってこれますなぁ、今度は。
0953 せせらぎの湯は「噴泉塔まであと300m」地点です。広河原を出発して40分。
0954 沢の流量もさほどではないからか橋は流されていません。右岸に出ます。
0955 せせらぎの湯対岸の湯。川の流れのところなので、まだら温度。手だけ入湯。
0957 流れている橋もありますね。7回目の徒渉。濡れずに渡ろうと思えば渡れますが
湯温確認のため、じゃばじゃば。白濁はしていますが、冷たいです。左岸に出ます。
0958 あと200m
1002 ちょっとした山越えです。
1004 噴泉塔到着です。噴泉塔入口の駐車場を出発して2時間4分。
休憩はしていませんが、岸辺や川縁、山肌、土が暖かいところや
湯気がたっているところ、白いところに、手や足を突っ込んでは進み、
画像80枚撮っているので、短休止は多数です。
噴泉塔にて早めの昼食。
噴泉塔からは湯は噴出していませんでした。
噴泉塔奥の鍾乳石みたいになった析出物のほうが迫力がありました。
噴泉塔奥の湯は上から見学だけ。
1026 噴泉塔の上の湯
1040 噴泉塔出発
1044 丘の上から下っていく方向に噴泉塔が見えます。
丘の上から一気に下り、途中左手に噴泉塔の看板。ここから全体が見渡せます。
1047 噴泉塔直前の丘、急階段を上ります。
階段が崩れ落ちているのは以前の入り口でしょう。
崩れている階段の横には新たに階段が設けられています。
1051 せせらぎの湯の対岸の湯。
対岸の湯でしょう。
1054 せせらぎの湯のオーバーフロー。
1054 鬼怒川に流れ込むせせらぎの湯
1101 噴泉塔あと500m、川俣温泉あと4400m
1104 鬼怒川の岸壁はぼろぼろで弱そう。地盤がゆるいから温泉が湧出するのでしょう。
だから温泉が自然湧出するところは災害の発生も多いようです。
1104 鎖の岩場。写真で見ると厳しそうなところですが大人なら実際はどうってことないです。
1104 下見たら高所恐怖症の人は足がすくむかも。
1104 落ちたら命の危険がある場所は、遊歩道に沿って、鎖やロープが伝っています。
1107 蟹湯沢に到着
1109 蟹湯沢を手も使って4つ足で獣になってのぼっていきます。
1109 蟹湯沢上流から湯沢を見下ろしたところ。
1110 ブルーシートの風呂がありました。
1110 あちこちから湧いてます。温泉湧いているところは白くなって苔もむしてわかりやすいです。
1111 こんなところから高温の温泉が自然湧出とは壮観です。苔も印象的。チャツボミゴケ?
穴地獄の「緑のじゅうたん」に比べるとスケールははるかに小さいですが、
蟹湯沢のチャツボミゴケも天然記念物級か?
酸性硫黄泉に生育するそうですが、中性硫黄泉の日光湯元でもチャツボミゴケが生育してるので
(勝手にそう思いこんでいます)、蟹湯沢の湯も酸性ではなく中性に近いと思いますが
チャツボミゴケに違いないです(勝手にそう思いこんでいます)。
どなたか専門家の方が、湯沢噴泉塔の手前の蟹湯沢の源泉に生えるコケの調査をしてくれると思います。
(こう書いておけば検索してヒットすれば専門家が調査に行ってくれるかも?)。
1112 上から見たブルーシートの風呂。
急斜面にあるので、下からは見えないのでわかりませんでした。
1115 蟹湯沢の右岸左岸両方あわせてまとまった湯が湯気あげて、湯沢へ向かいます。
湯気立ち上がる地点に着くと4mほどの岩の上や下から激熱の温泉が湧いています。
沢の右岸方面からも所々湧いています。
岩の下の湯だまりにブルーシート風呂がありました。
熱くて入浴できる温度ではありません、足だけは短時間入浴できました。
1116 崖下の湯
1117 広河原から上流は、赤い→が多い。
1121 右岸の遊歩道を歩いていると、左岸に人工構造物が見えます。
形状的には広河原の源泉施設に似ています。湯気はたっていません。
はて、なんでしょう?場所は噴泉塔まで1000m地点のちょい上流です。
1122 噴泉塔まで1000m、川俣温泉まで3900m
1123 砂の湯到着
1123 ワイヤー切れて、落ち葉に埋もれている橋。
1130 塩ビ管と鉄管が置かれています。新しいので最近置かれたようです。
地質調査に使うものでしょうか。
1131 噴泉塔あと1300m地点に塩ビ管等が放置されています。
1136 広河原到着
1138 ボーリング井以外に河原からも自然湧出しています。
1139 手堀露天風呂のオーバーフローです。
1140 3連露天風呂がつくられていました。3連になっているので順に湯温度が下がるので
川の水を引き入れていません。一番下は適温でのんびり入浴できました。
1140 露天風呂3連目のオーバーフロー部。
1140 オーバーフローの量も多いですね。
1141 広河原を下流から見る。
1154 源泉井
1154 源泉ぼこぼこ湧いてます。
12時8分広河原出発。滞在32分。
1209 噴泉塔まで1600m
1210 下流では流木にブルーシートがからまっています。
1215 流れていない橋を渡ります。
1222 赤の噴泉塔案内
1222 噴泉塔の案内の別方向にはピンクリボンが続いています。
これはどこに続く道?どこから来て合流する道?
1223 赤の川俣方面案内
ピンクリボンから降りてくると、噴泉塔方面と川俣方面の赤の案内表示を目にする
ことになります。
1225 沢が合流してくるところです。
1225 沢が合流していきます。
1226 最後の徒渉です。
1233 砂防堰堤手前で、間違って遊歩道からそれる道を進み砂防堰堤直下に到着です。
対岸登ると林道のところに以前のルートの看板があるのかな?確認に行く気は起こりません。
道なき道を上にのぼれば遊歩道に出る位置ですが、少し戻ることになりますが素直に
間違えた道を戻り、遊歩道に合流します。
1243 間違えた地点に戻ってきました。
1245 涸沢に大木から太いロープが湯沢に向かってさがっていましたが、こんなの上れないです。
素直に間違えた道ルートを進み安堵しました。
間違えた地点のちょうど上の遊歩道からさきほど居た場所を確認。
工事の方々見あたりません。
1250 あれ?簡易モノレールも見あたりません。取り外し可能だったのか。。。
1253 遊歩道は端に行くと落ち葉に隠れて足を踏み外すところもあります。
これは誰か踏み外したのでしょうか。
1256 噴泉塔あと3100m
1300 この人工構造物はなんでしょう?
1301 建設省貸付とありますが。
砂防指定地で建設省が一般の人に貸付するわけないので栗山村に貸し付けて
栗山村がつくった構造物で温泉開発の遺物でしょうか。
1307 噴泉塔あと3400m
1319 噴泉塔まで3.8km頑張って看板
1321 噴泉塔あと4000m
1322 倒木を切ってあるのは遊歩道の最初だけです。
1328 噴泉塔あと4500m
1332 檀橋到着
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