○ 国昌寺
(説明板)
「國昌寺
國昌寺は、曹洞宗の寺院で、大崎山國昌寺といいます。天正年間(一五七三ー一五九二)、見沼区染谷にある常泉寺の第八世住職であった心巌宗智大和尚が開山しました。二世(中興開山)は能書家としても著名な大雲文竜です。
文竜は、名僧智識としてその名は朝廷にまで達し、特に書に秀でていたため、後陽成、後水尾両天皇から三度も召され、宮中で書を指南しています。寺には、寺宝として大雲文竜書の「大弁才尊天号」の軸物(市指定有形文化財)が伝わります。
山門は、江戸時代中期(宝暦頃)の建築で、市の有形文化財に指定されています。欄間の龍は、左甚五郎の作と伝えられるもので、棺を担いでこの門をくぐりぬけると、龍に中身を喰われて軽くなるという伝説を持っています。また、この龍はもと見沼に住んでいて作物を荒らしたので、日光から帰る途中の左甚五郎に龍を彫ってもらい、釘付けにして門におさめたという伝説もあります。
また、境内には、阿弥陀一尊種子板石塔婆(市指定有形文化財)もあります。
平成二十八年三月 さいたま市」
<出羽三山供養塔>
出羽三山供養塔があります。
「月山 湯殿山 羽黒山 三社大権現」
「先達 大乗院」
「願主 壽栄」
台石 「願主 講中」
文化3(1806)年の造立です。出羽三山供養塔で像塔は珍しい。
像塔は、「萩地蔵/湯殿山供養塔 日塩もみじライン」で見た程度です。
<山門> さいたま市文化財)
<文鏡観音堂/文鏡観音像>
<阿弥陀一尊種子板塔婆> さいたま市文化財
<地蔵菩薩・子育て地蔵>
<象>
小堂に白い象がいます。詳細等不詳。