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 みなかみ町 旧新治村

 新治村は、2005年10月1日に月夜野町、水上町と合併し、みなかみ町となりました。
 旧新治村には、川古温泉法師温泉猿ヶ京温泉(別ページ)、湯宿温泉などがあり、温泉三昧なスポットです。 



川古温泉】
川古温泉 浜屋旅館  みなかみ町相俣2577 0278-66-0888

 「川古温泉 浜屋旅館」へ向かうと、「広川温泉 旅館峰」の案内も併せて出てきます。

  (注)
   <広河原温泉 旅館峰>  みなかみ町相俣2617 0278-66-0155 10:00-16:00
    「林峰治」氏が、浜屋旅館の経営を息子に託して、開いた宿。宿名にその名が残ります。
    吊橋形式による湯導管の赤谷川上空占有の許可が出ているので、源泉「浜屋の湯」使用ですね。

 両宿への分岐近くに、林峰治氏が建てた多くの碑があります。

   

    

     

    
 

<浜屋旅館>

 釈迦の霊泉で購入した「湯めぐり手形」使用で、1000円→500円。
 2012年に販売していたこの手形は重宝しましたが、その後販売なし。

 源泉名「浜屋の湯」。硫黄臭の完全かけ流しの良い湯です。

     

    

   
 

<飲泉所>

 湧水と源泉の飲泉所があります。左が湧水、右が源泉。

     

    
 

<内湯>(男女別)

 2つのカランの間に、上がり湯の鉢が置かれています。下から源泉投入でわきあがってきます。
 湯底には玉砂利が敷かれ、底から源泉投入です。

    

    
 

<混浴内湯>

 混浴内湯の脱衣所には、洗濯機が置かれています。
 こちらも、上がり湯が用意されていて、底は玉砂利が敷かれています。

     
 

<混浴露天風呂>

 内湯から外に出て、川を眺めつつ軒下を進みます。涼んでいる人もいなくて、完全貸切状態。

 露天は大きく(浮き輪がありました)、源泉を上から2カ所投入。
 湯中からも2カ所(かな?)投入していました。
 オーバーフローも2カ所から豪快に流れて行きます。

 混浴露天風呂も内湯も終始独り占めの贅沢三昧でした。
 現在はカメラの持ち込み禁止のようですが、当時は盗難防止のため貴重品の持ち込みのみ禁止だったので、
 誰もいない中、写真撮りまくりました。

 宿のHPを見ると、2017年5月に女性専用の露天風呂が設けられています。

     

     

     

     

     



【法師温泉】
法師温泉 長寿館  みなかみ町永井650 0278-66-0005

 与謝野晶子は、貴婦人のように駕籠に乗ってますね。当時も今も同じ建物。

  ※駕籠に乗っているのは、晶子夫人、近江夫人、高橋英子さん、兼藤紀子さんの四人でしょう。
   法師吟行では、派手な都女が加わって当時電灯さえ点かなかつた奥山を驚かしたようです。(平野萬里解説)

    
 

     

      

     

     

     

     

     
 
   
 

 <晶子鑑賞>(平野萬里)から、法師温泉の歌を抜粋すると、

 「赤谷川人流すまで量まさる越の時雨はさもあらばあれ」

   赤谷川はその源を越後境の三国峠に発して法師湯の前を流れる常時静かな渓流である。
   それが急に水量が増した。越後側に降つた時雨がどんなものであるかそんなことは考へないことにするが、
   唯この目前の水量の増し方は如何だ、一歩足を入れゝば押し流されさうだ。
 

 「その下を三国へ上る人通ひ汗取りどもを乾す屋廊かな」

   法師温泉は川原に涌くのを其の儘囲つたもので、主屋は放れた小高い処に建てられて居り、
   其の間が長い廊でつながり、廊について三国街道が走つてゐる、
   廊には昨日三国へ上つた婦人客の汗取りがずらつと干してある、
   その下を三国を経て越後へ通ふ旅人が通るのである。これも山の温泉の特殊相である。
 

 「こころみに都女を誘へりと霧のいふべき山の様かな」

   昭和六年九月の法師温泉吟行には夫人、近江夫人、高橋英子さん、兼藤紀子さんと四人の派手な都女が加はつて、
   当時電灯さへ点かなかつた奥山を驚かした。
   しかし霧の方から云へば逆で、都女を誘つたのは自分で、けふはどんな反応があるか一つためして見るのだ、
   きつと驚くに違ひないと云ひたさうに山を降りて来たのである。
 

 「先立ちて帰りし友の車中の語聞かで知るこそあはれなりけれ」

   昭和十三年の秋、笹の湯から法師温泉を廻られた時、行を共にした中に二、三先に帰つた人達があつた。
   あの人達が車中話す第一の話は何だらう、晶子先生もすつかり年をとつて弱られましたねといふのであらう。
   聴かずとも分る。その位自分は衰へてしまつた。
   ことに前にこの法師温泉へ来た頃に比べると自分ながらよく分るといふわけで、読後の感じの恐ろしい位の歌だ。
 

 「法師の湯廊を行き交ふ人の皆十年ばかりは事無かれかし」

   法師温泉は今時珍しい山の中の温泉で電灯さへない。
   温泉は赤谷川の川原を囲つたやうな原始的な作りで、長い廊下でおも家と結ばれてゐる。
   そこで湯に入る為に「廊を行き交ふ」ことになる。
   私は十余年を隔ててゆくりなくもまた法師湯に浸つた。
   しかしその間に私には一大変化が起りこのやうにやつれてしまつた。
   今日ここへ来て湯に入る人達だけは、せめてあと十年間は事の起らないよう、
   祈らずにはゐられないといふので、洵にこの作者に著しい思ひやりの深い、
   自他を区別しない温かい心情のにじみ出てゐる作である。
 

<白桜集』奥上州>より一部抜粋

 「變れるは我れのみ今も綿掻かん永井の宿の脇の本陣
 「紅葉燃え三國おろしに時雨散り立ちぞ我が寄る法師湯の軒」
 「三國山法師の湯さへ今は見て夢の如くにこと入りまじる」
 「法師の湯廊を行きかふ人の皆十年ばかりはことなかれかし」



【漣温泉】
○みなかみ町新治公衆浴場 漣温泉のぞみの湯  みなかみ町布施92-8

 外来不可とか開放したとか色々変遷があったようです。
 温泉チャンピオンがレポされた時は、開放された時のようですが、
 2010年12月に寄った時は、外来不可でした。
 温泉チャンピオンのレポで混んじゃったのかな、スキーシーズンはジモ化するとか。

 現在は、消極的開放のようです。

     
 

<以前の貼り紙>

 「地区外の皆さんへ」(以前あった貼り紙)
 「この浴場は仮設の施設で浴場としての設備はありません。
  地区外の皆さんは温泉センターを利用して下さい。
   漣温泉管理者」 

 ご自由にどうぞとタマネギがありましたが、地区の方々の社交場なんだなと思います。

    
 

<漣(さざなみ)温泉由来>

 漣温泉の由来が掲示されています。

 「  漣温泉由来
  この温泉の源泉は 本町新巻出身の元原澤ボーリング社長 故原澤五郎氏が
  町民の健康を願って寄贈されました」
 説明文の左には、「みなかみ町役場新治支所庭園に建立された記念碑」の写真があります。

 源泉名「のぞみの湯」 湧出地:みなかみ町布施字布施宿92-8 掘削自噴
 影響を与える事項「加温」

 湧出地は、湯小屋の前の低い屋根の下ですが、灯油の納品書があり、燃料費だいぶかかっているのがうかがえます。
 湯小屋の横にパイプで源泉が送られ、加温しています。

     

     
 

<入浴料>

 入浴料100円と、入湯税が免除となっていることもあり格安です。

 みなかみ町公共施設案内をみていくと、ここに
 「みなかみ町新治公衆浴場 いこいの湯」「みなかみ町新治公衆浴場 漣温泉のぞみの湯」
 みなかみ町の公共施設に位置づけられ、公衆浴場となっています。
 みなかみ町では、公衆浴場は入湯税は課税免除となっています。
 

<注意事項>

 「ご利用の皆様へ
   施設が老朽化しておりますので台風並に強風の時には
   事故防止のため入浴をを控えるようお願いします。(以下略)」

 「一円、二円で入っている方がいますが、その方は百円入れてください。灯油代ですよ。」

     
 

<浴室>

 2013年8月訪問時、湯舟が真新しくなっていました。
 小さなボイラーで源泉を加温し、投入しています。
 湯溜の場面です。湯舟に満たされるまで、そんなに時間はかかりませんでした。
 満たされた頃には、地民が次々と来られたので、満たされた画像はなし。

     

    



【湯宿温泉】

 小さな温泉地ですが、共同浴場が4カ所もあります。

    

   



○小滝の湯  みなかみ町湯宿温泉

 お湯が下で女湯と行き来してます。女湯は湯口2カ所投入のようです。

     



○窪湯  みなかみ町湯宿温泉

 共同湯の中では一番大きく立派です。
 外から来た方々が一番多く入る共同浴場かと思います。

   



○松の湯  みなかみ町湯宿温泉569

 松の湯は南京錠と鎖で封鎖されている時ばかりでした。
 今回は地元の方が入浴されており、南京錠が開いていました。

 地元の方2名入浴中、入浴して良いかたずねると、どうぞ、どうぞ。
 外来者の利用時間は16時から21時、善意の箱に寸志をちゃりんと投入。

 湯船は男湯と女湯でつながっているので、女湯でお子さんが水で埋めているようで
 それをおばあちゃんとお母さんが「熱いのがいいの」と言い聞かせています。
 自分的には熱すぎるのは苦手なので、ちょうど良かったですけど。
 源泉が熱いので、すぐ熱くなります。でも良い湯と雰囲気です。

 鍵をかける共同湯では、ボタン押して施錠して帰ってねとか、
 地元の方が鍵をかけるため待っていてくれたりするので恐縮します。
 ここは男湯と女湯をひとつの南京錠で施錠しています。

 湯小屋の外には源泉升があります。柄杓もあるので汲めますね。
 
 他の共同湯は石畳の道沿いにありますが、松の湯だけわかりにくいです。
 3カ所しかわからないと聞いて来られた方がおられたのでお教えしました。

     

     

     

     

     



○竹の湯  みなかみ湯宿温泉570

 混んでると思って後から行くと、鍵がしまっています。
 しばらくして行くと開いてます。
 外から来たが方々が多く利用する共同浴場かと思います。

    



湯宿温泉 湯本館  みなかみ町湯宿温泉甲2381 0278-64-0011

 脱衣所から階段を数段下りると円形湯船があります。

 源泉名「窪湯」
 中庭に源泉があり、すぐ横が混浴内湯。反対側に女湯と家族風呂。

 貸切状態だったので、カランの前にある窓をひとつづつすべて開放。
 でも湯気を退散させることはできず寒いだけでした。

 湯口一面は、析出物で真っ白です。
 源泉が石のあいだをしみ込んで、湯船の側面下3ケ所から注入です。
 源泉をさますためでしょう。
 熱い時が多いようですが、夜に行ったので、宿泊客が入浴済だったのか熱くもなく入りやすかったです。

     

     

     



湯宿温泉 大滝屋旅館  みなかみ町湯宿温泉2383 0278-64-0602 大滝源泉・窪湯源泉の混合利用

 2015年12月にリニューアルされ、新しく「薬師の湯」と貸切風呂を設置、
 従来の内湯2つの区切りをとって、ひとつにしています。

 国道沿の駐車場から細い路地を行くと、看板など鄙びていて、温泉情緒豊かです。

 左手に混浴風呂、右手が女風呂の内湯です。
 脱衣所と浴室内の天井は繋がっているので、後から区切った印象があります。
 (リニューアルで、この区切りをとっています)

 自家源泉「大滝温泉」と「窪湯」の混合泉を、完全かけ流し。
 贅沢な湯使いです。湯温も熱くなくのんびり入浴できました。
 リニューアル後は、混合ではなく、それぞれの源泉を使用しているようです。

     

     

   


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