昭和の時代から時間が止まっている温泉宿が「米山(こめやまと読む)の湯」(米山温泉旅館)です。
観光客の入浴はなく、じゃらんの日帰り利用がぽつぽつ、地元の人が入りに来るだけとのこと。
スキー客や新幹線の工事やらで賑わったものの、現在は周りの宿はみんなやめてしまったとのことで、
米作りの農家なので、かろうじて残ったとのことです。
米山の湯は古くからの鉱泉で、以前は新聞にも取り上げられたとのこと。
以前は薪で沸かしていたそうですが、薪ボイラーの調子が悪く、現在は石油だそうです。
地元客の利用がメインで、近くの道の駅には日帰り温泉の情報が多々の中、ここの情報はありませんでした。
米山の湯がある旧白沢村は、2005(平成17)年に利根村とともに、沼田市に編入されています。
<米山の湯への道>
望郷ラインから入ると、鉱泉貯湯タンクの手前に下りていく案内のない細道があり、
サバゲーフィールトの横、宿の裏手の雑踏を抜けると、宿の横手の駐車場に出ます。
表側から入れば案内看板があります。
県道64号(奥利根ゆけむり街道)の「道の駅川場田園プラザ」手前に最初の案内看板があります。
案内看板には「武尊山麓 秘湯 日帰り 宿泊 入浴 米山の湯旅館」とあります。
案内看板の先100mを右折し、最初の「米山の湯」の街灯のある三叉路を左折します。
米山の湯の入口には、3つ看板が出ています。
案内看板や「駐車禁止 白沢村長」の掲示は、昭和の時代から時間が止まっているかのようです。
入口周辺には、太鼓橋のある石祠や、庚申塔などがあります。
宿への専用道を進みます。Google mapや国土地理院に掲載のない道です。
右手に小山があり、小川が流れています。
<米山の湯(米山温泉旅館)到着>
突き当たりに米山の湯(米山温泉旅館)。民家のような玄関です。
<館内>
人がいないので電話すると、調理場の黒電話が鳴っていました。誰も来ないです。
廊下を進み人声のする大広間に行くと、地元民が料理をつついて歓談会を行っています。
いらっしゃい、おかみは外に出ていてもうじき戻るから、先にお風呂入ってなさいとのこと。
<新聞記事>
<浴室>
浴室は1か所のため、男女で入れ替えです。
内湯と洗い場が左右に2か所です。
鉱泉は加温循環、茶色を予想するも、無色透明に茶色の湯花。遅い時間帯は茶色になるかも。
大きな地震があったら落ちてこないかと心配になる天井です。
窓から駐車場が丸見えです。
女将さんが戻ってきて、駐車場から話しかけられます。遅くなってゴメンナサイね。
村の人が留守番しているから行っておいでと言うのでお願いしちゃったとのことでした。
<ボイラー室>
ボイラー室周辺は雑多です。
<休憩室>
休憩室で、取り立てで甘みがあって美味しいからと、枝豆をいただきました。
お茶も出され、みかんも出てきました。
ありがとうございます。
<入浴料など>
じゃらんで期間限定dポイント300と一般ポイントを利用して入浴。
じゃらん期間限定ポイントだと100円以下の決済が生じますが、dポイントはポイントのみ可でした。
入浴料600円。入浴時間は、11:00〜21:00。
じゃらんの予約表ではすべて利用可能の○となっていますが、館内掲示だと休みや貸切の日がありました。
女将さんはパソコンは使えず、じゃらんは甥が担当しているとのことなので、
利用できない時に予約をとると、お断りの連絡が来ることが予想されます。
予約をとっても、女将さんがおられなかった時は、大広間の地元民に声がけすると良いと思います。
なお、料理はメニューがなく、その日に手に入った素材を出すのでお任せとのこと。
色々とアバウトな米山の湯ですが、確実に記憶に残る湯でした。
※閉館しました。営業していた時の記録です。
沼田岡谷温泉は、普通には通りかからない沼田市の郊外にあります。
母娘で営む家庭的な温泉です。
おばあ様は外でゴミを燃やしていて、娘さんが受付。
小さな内湯のみ。
源泉名「天然イオンの湯」
鉱泉は以前からあったそうですが、水道が壊れた時、井水を使ったら、
なんか違うとのことで、分析に出したら温泉だったとのこと。
日帰り施設を始めたそうです。
湯口は循環分です。
蛇口は加熱源泉で、飲めます。
不思議なことに、湯中よりも蛇口の源泉のほうが色が濃いです。
浴用許可は平成20年の掲示です。
手書きの分析書は、正式な分析書を手書きで書き写したそうです。
フリアンパン洋菓子店のフリアンパン、沼田のどこのスーパーでもおいています。
沼田名物みそぱんが有名ですかね。
本家のベーカリー&カフェ グリーンフォレストで、色々と購入。