集中管理循環方式の例です。
・川俣温泉配湯所 日光市川俣591-58
・川俣湖温泉配湯所 日光市川俣966 川俣中学校(廃校)のところ
・日向温泉源泉配湯所 日光市日向4
・日向温泉第1中継所 日光市日向437-1 県道沿
・日向温泉第2中継所 日光市日向619-1 県道沿
・日向温泉栗山館配湯所 日光市日向687 栗山館(廃館)脇
・日蔭地区温泉配湯所 日光市日蔭210
・西川温泉配湯所 日光市西川171-4
・湯西川下地区温泉配湯所 日光市湯西川381
※以前は上栗山配湯所が規定されていたのが削除されています。
日光市日蔭温泉スタンド条例
・日光市日蔭温泉スタンド 日光市日陰430-1
川俣温泉で鬼怒川に湯を捨てている場所の上に、配湯管が何本か見えます。
条例には中継所の記載はないので、「川俣温泉栗山村有源泉」の配湯所。
分析書の湧出地は鬼怒川筋右岸となっています。
仙心亭は、女将さんが亡くらられ、女将さんの存在が大きく、
残された男手だけで経営を続けるのを諦め廃業しました。
再開後は、知り合いが経営譲ってもらった的な印象です。
日帰り入浴は、現在は800円のようです。
「栗山村有」源泉使用です。
内湯の影響を与える事項「加水、循環、塩素」。
源泉の投入とそれに見合うオーバーフローはあります。
鉄の階段を下りて露天風呂へ向かいます。
混浴のみの一つ。女性専用時間がありますが、日帰りタイムは混浴です。
以前の女性用露天風呂が混浴露天風呂に設定されています。
影響を与える事項は「加水」のみ。
内湯、露天とも湯口は硫黄臭がしないのは川俣にあっては不思議です。
川俣温泉間欠泉展望台に2007/11/2運用開始の足湯です。
分析書の掲示がありませんが、新聞情報だと「栗山村有」源泉です。
「栗山村有」源泉を使用していましたが、閉館して残念。息子さんが亡くなられて。。
ハエ叩きを手にもって、アブを払いながら蕎麦を食べたのが懐かしい。
閉館
廃校となった川俣中学校の片隅にあります。グランドはヘリポートとなっています。
「市有川俣湖源泉」湧出地です。(分析書の湧出地は川俣字上原959-1)
小屋と貯湯槽があります。加熱循環しています。
京都の清水寺をイメージしたという建物で、外見は派手なでかい施設ですが、共同湯です。
温泉(内湯、露天風呂)はこじんまりとして、共同浴場の雰囲気。
「市有川俣湖源泉」のかけ流し(加温あり)で、思いのほか、ぬるすべ度あり。
川俣本村の西光寺の有徳の上人が山中で発見した霊泉の水が池になったという
「上人の池」が近くにあります(上人の池については記述済)。
「上人一休の湯」は、池の水につかると美人になるという「上人の池」を由来としています。
上人一休の湯から進んで、川俣湖温泉民宿街の入り口反対側道路沿いに
湯口から道路排水溝に「市有川俣湖源泉」がじゃばじゃば掛け捨てしています。
木をくり抜いた湯受けがあります。
2020年12月訪問時、川俣湖温泉平の湯が一新されていました。
「川俣湖温泉平の湯」(平成26年4月贈水鉢一式)
木の水鉢から、石の水鉢に置き換えられていましたが、
この標柱が設置されたのはつい最近です。前はなかったです。
前の木の看板が横にありました。
新聞受けの冷蔵庫も健在です。
県道を松の木バス停から脇道に入って進むと「日向温泉新源泉」の湧出地です。
温泉スタンドでも利用されている源泉です。
仮設入浴施設は1998年に撤去されています。家庭用のバスタブが林の中に転がっていました。
源泉施設にもバスタブがひとつ放置。
日向温泉新源泉の第1中継所(かな?)。日蔭温泉スタンドから4km弱ほどのところです。
タンクや加熱のボイラー小屋があります。集中管理方式で加熱循環しています。
利用されなかった源泉をタンクに戻す管や源泉流入管の表示がありました。
ボイラー小屋からはボイラー燃焼の音が聞こえます。
排水溝には湯気がたち、硫黄臭がただよっています。
手をつっこむと熱いです。手が冷えていて、手湯。
排水溝の中に落ちている落ち葉は硫黄で白くなっています。
パイプの記載を見ると、大王、小穴、戸中地区に送湯しています。
こぼれ湯はありません。
ボイラーの加温の音がします。
近隣の民家へ配湯しているものと思います。
平成10年12月設置。貯湯槽があり、加温しています。
温泉スタンドが設置されています。日向温泉新源泉です。
温泉カードの販売が日光市総合支所(旧栗山村役場)での購入に変更となっています。
日向温泉新源泉は、ローリーの「家康の湯」(廃止)ではツルツル感はあるのですが硫黄臭なく無臭。
「そば処・温泉民宿 まごころ」は、温泉目当ての客がいっぱい来ると駐車場狭いので
そば処の営業に支障が生じるので、日帰り入浴はやめていますが、硫黄臭がする
お肌ツルツルの良い湯でした。
日向温泉第1中継所の捨湯は、さらに硫黄臭を強く感じました。
<家康の湯>(廃止)
日向温泉新源泉を温泉スタンドからローリー湯
<まごころ入湯>(日帰り中止)
日向温泉新源泉は、日蔭地区各戸にも配湯され、水道代のように使用メーターで課金されます。
各戸へ一定した温度の温泉を安定的に供給するため加温されていますが、新鮮な上質な湯でした。
上栗山温泉は、若間地区へ配湯されていましたが、泉質から苦労が多かったようです。
蛇王平の紅葉荘(閉館)で入浴したことがありますが、
透明感が高く、開運の湯のような源泉の力強さを感じ得るかったのは、磁気溶解装置の作用だったようです。
平成19年8月 日光市のまちづくり懇談会の記録から引用します。
「若間自治会地区と蛇王平民宿村への給湯は平成12年4月に開始されましたが、
温泉成分(スケール)の管内付着により閉塞し年々湯量も減少し、
平成17年7月と8月から高台にある3世帯が休止状態。
平成17年10月に磁気によりスケールを溶解する装置を付けましたが、
距離が長いために磁気の効果も薄れて付着が進み
高台の3世帯への給湯がされないでいると思われます。」
日光市の条例から上栗山温泉配湯所が削除されたので、若間地区への配湯は廃止となったと考えます。
「市有湯西川下地区源泉」の湧出地です。加温小屋と貯湯タンクがあります。
送湯管を見ると、一般家庭のほか旅館にも給湯されています。
貯湯槽への流入管は4つあり、
「源泉菅」「川戸地区(環)」「仲内平沢地区(環)」「温泉昇温管(環)」
集中配湯循環加温方式です。
「市有湯西川下地区源泉」のかけ流し。影響を与える事項は全ての項目で「なし」。
かけ湯もかけ流しです。
下地区源泉は、利用されなかった源泉をタンクに戻す集中管理方式のため、
以前の共同浴場より源泉地に近くなりましたが、湯の状態や浴感は以前と変わらずの印象を受けます。
公共系日帰り温泉施設は、循環ろ過、塩素が一般的イメージですが、
栃木は喜連川露天風呂、上栗山開運の湯、上人一休の湯、湯の郷、水の郷、川治薬師の湯と、
かけ流しでがんばっているのは貴重と思います。
<水の郷足湯>
源泉名「湯西川下地区源泉」掛け流しの足湯です。
熱めで、長湯はできません。
<水の郷売店>
鹿の袋角、熊の毛皮、熊の手のアクセサリーや、さんしょう魚(5匹700円、10匹1300円)、
オオスズメバチ酒、サンショウ魚酒が、当たり前のように売られています。
湯西川くらし館が、オープン時200円で開館していましたが、無料となり、
企画展として「蝶の美術館」が2016年7月にオープンしています(無料)。
従来のくらし館の展示はわずかとなり、蝶の美術館が大勢を占めています。
道の駅湯西川にある湯の郷。湯西川駅舎が併設されています。
1階に観光案内所など、2階が温泉施設(内湯と露天風呂)。
毎月月初めに男性、女性の浴室が入れ替えとなります。
源泉名「市有西川源泉」影響を与える事項「加温」
新たな西川集落のほうへも引湯されているようなので住民はわざわざ入りにこないかな。
遅めの時間だったからか、湯は白濁。
湯口の湯と湯舟の湯を桶にすくってみると白濁度はみられず透明。
湯口付近では、硫黄臭が感じられます。
湯温計では内湯は40.8℃、露天風呂は42.3℃の表示。
窓は透けていて野岩鉄道の車両が、鉄橋からスピードを落として
トンネル内の湯西川駅に向かう光景が見えます。
以下、画像アルバム
<五十里の湯(足湯)>
加温のみ。
足湯を泳いでいるのは「あひる」と思っていたのですが、
よ〜く見ると、頭にお皿、背中に甲羅で「カッパ」です!
太っているからずっとアヒルだと思いこんでいました。
岩の湯口にはスリムは河童がいます。
「河童の里 湯西川」の伝説が記載されています。
河童の「クリッパ」と命名されているようです。
→http://www.michinoeki-yunishigawa.jp/kappanosato/
<駅前広場>
「野岩鉄道會津鬼怒川線開通記念」碑
「(中略)村唯一の駅である湯西川温泉駅の駅前広場に
会津鬼怒川線の開業を記念して建立する。
昭和六十三年十月九日建立
栗山村村長 斎藤喜美男 」
野岩鉄道が鉄橋からトンネルの湯西川温泉駅に入る上は、駅前広場だったんですね。
放置状況で草ぼうぼう、子連れの猿の休憩所になっていました。
対岸に六面地蔵のある地蔵岩、河童伝説のカッパ岩が、ダムの水位が下がると見えるそうですが、
わかりませんね。こんな岩が見えますが。