和泉式部の里@放射能泉の石川町と、放射能泉の三春町。二本松市の名目津温泉。
日本最初のラジウム発見の地、飯坂温泉
[母畑温泉]
源義家が、戦いの中で負った馬の傷を谷川の水で洗ったところ、傷が数日で治ったことが母畑温泉の始まりとされています。
母畑温泉元湯神社は、源義家が母衣と旗とを奉献させて作られたとされています。
母畑温泉の母畑は、母衣旗を由来としています。
○元湯別館 源苑 石川町大字母畑字樋田8 0247-26-2535
2018年から休業中。
庭の源泉は勢いよく出ています。
以下は休館前の記録です。
元湯別館源苑(みなもとえん)は、「母畑元湯」の別館。宿のパンフも両宿併記されています。
「源氏の湯」は混浴で、それぞれの男女脱衣所から入りますが、女性用浴室もあります。
源泉は
「元湯(1)」(19.6マッヘ)動力揚湯
「元湯(2)」(26.8マッヘ)掘削自噴
放射能泉としての性質を具有するとの検定書があります。
影響を与える事項は、「加温、循環ろ過、塩素」。でも気になりません。
源泉常時投入。浴感は、ぬるすべ。
庭に源泉が湧いており、飲用できます。飲んでみると飲みやすく、ペットボトルに汲みました。
<母畑元湯>
「母畑元湯」は「元湯別館 源苑」の本館です。
こちらは日帰り入浴は不可。
後ろに見えるのは巨大ホテル「八幡屋」。
両者のアンバランスが興味深い光景となっています。
「ホテル下の湯」が経営する日帰り施設「母畑温泉健康センター」が閉館し、
日帰り入浴はこちらで受けるようになりました。500円(1時間) 10:00-19:00
玄関脇に「御縁の泉」があります。
<日本庭園>
「源泉 日本庭園より噴出する薬湯です」
2019/4/6に寄ったら、広大な駐車場には車が1台もなく、この日から休館でした。
「ホテル下の湯」が経営する日帰り施設。2008年?改築休業からそのまま閉館しています。
ラドン含有量は、1号泉8.36マッヘ、2号泉8.84マッヘ。
内湯の浴槽は「薬湯」と「薬水」。「薬水」は加温循環なし、塩素添加なし、源泉100%。
露天風呂は完全循環で塩素臭強でした。
<閉館>
母畑温泉は、八幡屋の一人勝ち的状況です。
震災後は日帰り入浴可でしたが、今は日帰り不可になったようです?
2005/7閉館しています。
木が成長しているし、年々、朽ち果てています。
写真だけ撮る。
日帰り入浴可です(650円 9:00-19:00)。
写真だけ撮る。
ホテル下の湯の道路を挟んだところにあるそば屋。
庭園には滝が流れています。雰囲気良いです。
そばは透き通り気味。個人個人で嗜好は違うから好きな人は好きかも。
石川町は、変成岩と花崗岩類の2つの異なる岩石帯が接するところで
ここから産する鉱物は、希元素鉱物をはじめ150種類を越えています。
戦時中には理化学研究所が原子爆弾の研究を行っており、
その工場と研究施設が存在していた場所に資料館は建っています。
特異な地質が東北でも有数のラジウム温泉を生み出した背景にあります。
石川町とともに三春町も放射能泉。そこでの会話は「ガン」の話題中心。
大浴場はよくある浴室といった印象です。
別棟にあるラジウム浴室が鄙びていていい味だしています。
「みちのく霊泉やわらぎの湯」のことを聞いてみると、
「泉質は同じですよ。こちらのほうは80年の歴史があります。」
と、自信たっぷりのお言葉でした。
源泉名「馬場の湯」
ラジウムエマチオン(ラドン)含有量検定書(昭和51年)には
キウリ単位で72.13(マッハ単位で19.84)とありました。
母畑温泉のほうが値は高いです。
若松屋旅館のすぐ前にある「霊泉やわらぎの湯」。
駐車場は満杯で、混んでいます。
岩盤浴のほうは、やわらぎの湯指定のござを使用します。
ござは700円と初期費用がかかります。
みなさん、ござをかついで来るのが、普通の岩盤浴とまた違ったイメージで迫力を感じます。
自宅の雰囲気も残る民宿です。
源泉名「斎藤の湯元湯上の湯」単純弱放射能冷鉱泉。
影響を与える事項「加温、塩素系薬剤を使用することがあります」
窓は開かない浴室の内湯で湯気がこもります。
ここまで加温しなくてもと思うほど熱めです。
若干白く濁って濁度があります。
浴室は混んではいないものの、休憩室はご高齢の方々で満室状態でした。
三春ダムからの放流水が流れる大滝根川沿の斉藤の地にある上の湯と下の湯。
源泉名「斎藤下の湯 ラジウム鉱泉」単純弱放射能冷鉱泉。
2源泉使用で湯舟が2つ。
左側「庄の湯」(無色透明)、右側「亀の湯」(茶褐色透明)。
<庄の湯>
しっかりとした塩素臭。湯舟内蛇口が4本。
地元の方が「それ温泉だからどんどん出して良いよ。左2本が熱い湯だから」。
蛇口ひねると左側2本が熱い鉱泉、右側2本が冷たい鉱泉です。
<亀の湯>
熱めです。
地元の方によると亀の湯のほうがぬるい時もあり日によってまちまちとのこと。
加温、循環ろ過、塩素と3拍子そろっていますが、330円で2源泉の放射能泉に入れます。
加えて、上の湯に入っても3源泉で650円。汗ひかずヘロヘロになります。
「富士や旅館」の敷地を市が買い取り2010年7月にオープン。
名目津温泉に近づくと、チップボイラーで、木を燃やした臭いが立ちこめてきます。
内湯のみの「単純弱放射能冷鉱泉」(16.17マッヘ)のチップボイラー加熱源泉かけ流し。
無色透明、湯に特徴はないのですが、汗がなかなかひきませんでした。
昭和30年代の木製の冷蔵庫(昭和冷蔵)が展示されていたり、
昔の写真が展示されていました。
川縁には昔の岩風呂が形を残しています。
<温泉スタンド・飲泉所>
温泉スタンドがあります。スタンドというか水道の蛇口がひとつ。
張り紙がなければ普通の水道栓なんで、源泉汲み場とは思えません。
飲用の分析書と注意事項が掲示されているので、温泉スタンドというか飲用スタンドです。
入浴者のみ持ち帰り可と貼り紙。蛇口の栓がはずされているので汲む時に借りるのでしょう。
飲用の注意事項として「15歳以下のものについては、知見が必ずしも充分にないため、
原則的には飲用を避けること。」という記載もあります。