○ 家康の湯(足湯)
○ 手湯「福福の湯」
○ 足湯「頼朝の湯」
○ 湯前神社
・温泉の手水
・源実朝の歌碑
○ 大湯間欠泉
○ 熱海七湯めぐり
○ レトロな宿
・白馬荘(休業)
・福島屋旅館(閉館)
○ 共同湯
・山田湯
・清水町共同湯
・熱海駅前温泉浴場
○ 湯宿一番地(日帰り入浴)(別ページ)
○ あたみ桜/坂町の寺桜
○ ネコの舌
○ レストラン宝亭
2014/12/20にオープンした、熱海駅前にある足湯です。
駅前から温泉情緒が始まります。
源泉名「熱海389号泉(熱海市田原本町145-17)
影響を与える事項「加水」
74.2℃の源泉を加水して42℃で注がれています。
湯船からオーバーフローした湯は御影石の上に張られ「湯鏡」となっています。
家康の湯オリジナルタオルの自販機があります。
熱海駅前の平和通り商店街にある手湯です。
石造のモニュメントに温泉が流されています。
源泉名「熱海93号」。影響を与える事項「なし」
近くに源泉施設がありました。
石柱があり、「源頼朝公源氏再興祈願成就之神社」「今宮神社縁起」
足湯「頼朝の湯」が2017年12月27日開設されています。
常時お湯を張っているのではなく、イベント時限定のようで、
訪問時はお湯は張られていませんでした。
源泉名「熱海282号泉(今宮神社1号源泉) 泉温53.9℃ pH7.9 成分総計5.479g
(平成21年6月24日)
影響を与える事項「加水、加温」
温泉利用許可平成30年3月29日。
足湯設置よりだいぶ前の分析書で、これまで神社の自家源泉を、周りの住宅やマンションに供給してきており、
その源泉を用いて足湯を設置。
神社前には、走り湯と並び、熱海温泉本来の源泉とされる大湯が湧いています。
右手にある手水鉢は温泉が溢れています。
「都より巽にあたり出湯あり名は吾妻路の熱海といふ」
(説明板)
「源実朝の歌碑について
建仁三年(一二○三)九月一五日、鎌倉三代将軍となった源実朝は、初代源頼朝によって始められた箱根権現と伊豆山(走湯)権現の「二所詣」を、最も真摯に受け継ぎました。
この歌は建保二年(一二一四)正月、実朝二十三歳、第四回目の二所詣のとき、箱根権現から三島社を経て伊豆山権現に向かう途中、熱海のこの地にさしかかり、海岸に湧出する温泉(大湯)を見て、崇め讃えて詠んだものと思われます。
天和元年(一六八一)に描かれた「豆州熱海絵図」にも湯前神社を示す絵図とともに実朝のこの歌が記されています。
案内板提供・湯前神社奉賀会」
「御汲湯」として「大湯」が江戸城に運ばれていました。
<湯汲坂>
温泉通の角から湯前神社までの80mが湯汲坂です。
湯汲坂に大湯間歇泉があります。
<大湯間歇泉跡> 熱海市上宿町4-3
「太古からの自噴泉で、世界的にも有名な間歇泉でした。
江戸時代には、熱海温泉の湯元で湯桝を設け、今井半太夫外20軒が湯屋を営んでいました。
大湯の噴出は昼夜6回で、湯と蒸気を交互に激しい勢いで噴出し、地面が揺れるようであったといわれています。
そのため危険であると石垣で囲まれ、入り口には鍵が掛けられていました。
しかし、明治中頃から次第に噴出は減少し、末頃には止まってしまいました。
その後、関東大震災の頃に再び噴出を始めましたが、徐々に噴出回数は減少し、昭和初期に再び止まってしまいました。
昭和37年に熱海市により人工的に噴出する間歇泉が整備され、市の文化財として保存されて現在に至っています。」
※熱海市温泉事業のあらまし」(熱海市発行)より抜粋しました。
栃木の川俣の間歇泉も人工ですしね。
昔の激しく噴出する大湯 「温泉の伊豆.第3号」(静岡県温泉組合聯合会 昭和5年)掲載
七湯のそれぞれの説明は、「熱海市温泉事業のあらまし」(熱海市発行)が現地説明板より詳しいので、
ここから引用しました。
<風呂の湯・水の湯> 熱海市咲見町1
【風呂の湯】
福島屋旅館の西側、昔の坂町高砂屋 大木円蔵の庭から湧き出ていました。
この湯は外傷によいと言われ、また、湯気の上騰が盛んで饅頭を蒸したり酒を温めたりして販売していました。
【水の湯】
「風呂の湯」の傍ら1.5メートルほど東のところに塩分のない温泉が湧き出ていました。
明治11年大内青巒の熱海史誌には、淡白無味常水を温めるもののごとし、故に「水の湯」と名付くと
記されています。
<野中の湯> 熱海市咲見町7
熱海の中心 銀座通り交差点四つ角より北1.2km程にある山を野中山と称しましたが、
この麓、野中(現在の藤森稲荷一帯)から温泉が湧出していました。
この一帯は、泥の中に湯がブクブク噴いて、杖で突くと湧き出したと言われています。
また、この土は丹(赤色の土)のようで、壁を塗る高級な壁土として利用されていました。
江戸時代までは、この野中の湯はあまりに高温だったため、入浴には不向きとされていたようです。
現在では、咲見町中銀マンションの敷地に「野中湯蒸気温泉」として周辺を整備し、
湯けむりが立ち上がっています。
<佐治郎湯(目の湯)> 熱海市銀座町10
昔の仲町、今の銀座町にあった医王寺の門前にあり、佐治郎という者の邸内にあったことから
『佐治郎の湯』と言われました。
この湯は、塩分が少なく真湯に近いことから、火傷や眼病によく効くと言われ、
別名『目の湯』とも言われています。
<河原湯> 熱海市銀座町12
銀座通りを海に下がった銀座町の元『二見浴場』の辺りのお湯を『河原湯』と称しました。
この付近は東浜と言われ、道もなく石がごろごろした河原でありましたが、温泉が絶えず豊富に湧き出ていて、
熱海村の一般人(農民・漁師・近郷の人々)が自由に入浴できる唯一の温泉入浴場でした。
湯治客は『大湯』の源泉が主に使われ、他の源泉も限られた家のみが使用していたからです。
寛文6年(1666)、小田原城主 稲葉美濃守が村民のために浴室を設けて、
その屋根を瓦葺としたため『瓦湯』と称したという言い伝えもあります。
この湯は、人が入ると透明な湯が白く濁るほど塩分が強く、冷え性や神経痛のリウマチなどに
効能があるとされています。
<小沢の湯(平左衛門の湯)> 熱海市銀座町14
昔の小沢町、熱海温泉通り日本たばこ産業の前を入った市営温泉旧野中動力室付近に所在の、
沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯を『平左衛門の湯』と呼んでいましたが、
土地の人は小沢にあったので『小沢の湯』とも呼んでいました。
『清左衛門の湯』と同様に人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たと
言われています。
現在でも市営温泉としても利用されており、湯煙を上げ温泉の風情が感じられます。
ここはたまごを茹でることはOKです。
<清左衛門の湯> 熱海市東海岸町1
東海岸町、今の古屋旅館の路傍にあり、菊岡占涼の熱海誌によると、
「浜町の北裏天神社の後にあり」と記載されており、昔、農民の清左衛門という者が馬を走らせて、
この湯壺に落ちて焼け死んだので、その名がついたと言われています。
明治までは、昼夜常に湧き出て絶える事がなく、人が大きな声で呼べば大いに湧き、
小さな声で呼べば小さく湧き出たと言われていました。
現在は整備され、湯煙を上げ温泉の風情が感じられます。
【その他】
熱海七湯のほか、あちこちに源泉あり。
<熱海43号泉(青沼湯) 野村湯>
<河原湯貯湯槽>
<渚湯動力室> 熱海市渚町2
「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため
当面の間、休業とさせていただきます
熱海温泉 白馬荘 」
HPが消失したので、閉館したのかと思っていましたが、コロナで休業との掲示、
閉館はしていなかったのですね。
粋でしゃれたおかみが1人で切り盛りされ、2015年宿泊時、御年87歳だったので、今は92歳でしょう。
館内、照明が点いていたので、生活されている様子で、お元気なようで安心しました。
○白馬荘 熱海市銀座町7-18 0557-81-5047 浴室1 熱海7号、熱海18号
すてきなおばあさまが、一人でやっているので、素泊まりだけであまり営業していないのですが、
常連の方の斡旋で、10数人で泊まって宴会をしました。
2階の通りに面した部屋を宴会場にしました。
「熱海温泉ホテル旅館協同組合」のリンク先HPが消えた(2018年)ので、おやめになったかな?
御年87歳(2015年宿泊時)の粋でしゃれたおかみが1人で切り盛りされ、
細やかな気遣いやお話に魅せられた旅館です。
朝はコーヒーゼリーをご馳走になりました。
熱海で60年続く(昭和29年創業)木造旅館で、昭和情緒が漂います。
創業時に玄関に植えられたというゴムの木の幹が太く年輪を感じます。
熱海銀座の真ん中に位置する客室5部屋(収容10人)の小さな小さな旅館。
源泉名「混合泉(熱海7号、熱海18号泉)」「熱海市銀座町339-1 貯湯槽」
お風呂は自家源泉を2本所有とHPに記載されていましたがが、
熱海市の温泉供給者許可書が掲示されていたので、現在は、熱海市供給温泉となっています。
温泉分析は宿が申請して、保健所の許可を受けています。
ここでしか使用していない源泉でしょう。
熱海7号、熱海18号という素性のわからない源泉です。
成分総計は2.5gと、市営の他源泉に比べて、薄いのが特徴と思います。
贅沢な掛け流しの温泉ですが、熱いし、湯舟が小さくなかなかさめないので、
加水して入りました。
浴槽2つのうち、一つは物置になっているため、男女入れ替わりでひとつの浴槽を使いました。
※2022/12閉館→取り壊しへ
浴場は脱衣所から一段下がったところにあり、この雰囲気は好きです。
源泉名「市混合泉」 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
福島屋旅館館主の松尾光貴さんが2016年9月28日午前8時13分、心不全で亡くなられました。65歳でした。
ご冥福をお祈りします。
宿のホームページは、管理する人がいなくなり消滅しています。
みのる亭の横を入っていくと、ちょっとした広場の駐車場。
山田湯の駐車場は2台分確保されています。
山田湯の横には、土神大神の社があります。
入浴者注意事項は昭和39年1月のもので、よくこんなに長く掲示できているものだと感心します。
利用券は、小川商店にて販売。
小川商店は日曜休みのため、店が閉まっている時は、
料金箱に利用券に必要事項を記入し、500円を添えていれます。
源泉名「混合泉(熱海19号、20号、218号、220号ほか全23源泉)
:市街地8号貯湯槽 熱海市中央町866‐1」
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計5.558g (平成23年1月17日)
良いですね〜。
熱海駅の近くで、いつでも行けるかと思うと未湯。
日本一の早咲きで知られる「あたみ桜」の基準木が糸川遊歩道の糸川橋にあります。
「糸川あたみ桜 基準木 熱海市公園緑地課」
糸川橋から上流に向かうと桜橋(坪内逍遥歌碑あり)、ドラゴン橋があり、下流に行くと柳橋、他です。
色々とモニュメントがあります。
あたみ桜が咲き終わると、坂町の寺桜が咲くようです。
<ネコの舌>
口に入れたときの舌ざわりが子猫の舌の感触に似ているところからこの変わった名前がついています。
<シャッター絵>
定休日/毎週木曜日・第一日曜日・第三水曜日
営業時間/9:30−18:00
シャッター絵を見てきました。
店の正面には、「渚湯動力室」があります。
行列の人を見ては、中に入ったことはありませんでした。
コロナ対策でテーブルを間引いているにもかかわらず並んでいません!
突入しました、カツ丼もそそられましたが、カツカレー食べました。美味しいな〜。
テイクアウトも始めています。
カツカレー食べようと思うも、行列で人多し。