大正浪漫街道
車だと、猿岩方面からは入れません。がま石園地からのみ入れます。
出口の先では、第2トンネルと橋の工事中、平成31年度に供用予定。
第3トンネルも予定されています。
第2トンネルが開通すると、現在の本道が旧道となり大正浪漫街道(セカンドステージ)となるようです。
こちらは、鈴木爽文学碑、田山花袋文学碑、与謝野晶子文学碑があります。
第3トンネルが開通した場合までは想定していないようです。
JRバスは、がま石トンネル(第1トンネル)を通らず、こちらを通ります。
バス停が「回顧園地」「連珠の滝」と2カ所あります。
ベンチが8か所、設けられています。ドリンクホルダー付です。
「楢山の 茂みの中に 白雲の たもとほるごと さける山桑」
幸田露伴は塩原を5度訪問しています。
満寿家所蔵の直筆色紙から取ったものだそうです。
幸田露伴は満寿家をひいきにしていました。
「八汐咲春美しく 月白く風青き夏の塩原
住むに妙なれども観るべきは秋に候 青蘆集」
明治30年10月に塩原を訪れた際「塩原1」「塩原2」として
青蘆集に掲載されています。
「塩原の名物は温泉一、瀑布二、春の八汐、秋の紅葉、
夏の清風涼月は別として、土産には挽物細工、翁飴、
五名石は鍾乳石、鮫石、芋石等を初め。。。」と、
土産のおすすめまで書いています。
徳富蘆花は明賀屋本館、満寿家に宿泊しています。
回顧トンネルの200mほど手前に、お地蔵様と古碑3基。
お地蔵様に刻まれている文字は、六日地蔵尊です。
関谷六日地蔵尊の分祀なんだなぁと勝手に思います。
<滝>
大正浪漫街道には多くの滝があります。
短時間に9つの滝を連瀑できます。
【回顧の滝】
蟇石園地から箒川へ下りる急坂とゆるやかな道と2つあり、
回顧吊橋を渡ったところに、回顧の滝観瀑台があります。
【回顧不動滝】
梵字の石碑が建っていて、雰囲気良い滝。
【梵天の滝】
回顧不動滝のさらに上にあるのが梵天の滝。滝の手前の橋が壊れていて危険なので、
反対側から近くまで行けそうに見えたので、引き返しました。
反対側の路傍園地歩道から行きます。途中、梵天の滝近くで、倒木あり。
梵天の滝を、苔のむした飛び石で渡ります。
【猿臂の滝】
【仙髯の滝】
仙人の髭を意味する滝です。
【連珠の滝】
JRバス停「連珠の滝」、徳富蘆花文学碑のところにあります。
【冷々の滝】
水量は少ない滝です。
【留春の滝】
留春の吊橋を渡った先に留春の滝があります。川面が緑色に映えてきれいです。
なかなか落ち着いた雰囲気で良いです。
【珈雲の滝】
留春の滝と向かい合って箒川に落ちる滝です。留春の吊橋から見えます。
<旧道の旧道>
旧道の旧道は通行止です。
不動滝と梵天の滝へ通じる回顧園地歩道はロープが張られ通行を制限しています。
不動滝は目の前に見え、不動滝までは安全に行けます。
梵天の滝へは、反対側の路傍園地歩道からたどり着けます。