2005(平成17)年12月24日完成。
源泉名「別府駅前広場モニュメント手湯」。
手湯ごときに専用源泉とは、さすが別府であります。
Na-塩化物・硫酸塩泉 44.2℃ pH6.8 成分総計1.393g/kg(分析平成21年)
(説明板)
「モニュメントの説明
このモニュメントは、別府市内の至る所から湧き出る日本一の豊かな温泉をイメージして作成したものです。
土台には別府原産の「別府石」を使用しており、湯だまりには別府の象徴である温泉が掛け流されております。
泉質は「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」で、手湯として気軽に温泉をご体験いただけます。
また夜にはモニュメントがライトアップされ、季節や時間とともに変化する光をお楽しみいただけます。
平成17年12月24日完成 別府市観光まちづくり課」
成分総計が減り単純温泉となりました。
単純温泉 41.1℃ pH7.2 成分総計0.442g(分析令和3年2月)
竹のモニュメントが定期的にリニューアルされています。
別府観光の父である油屋熊八の像です。
制作した彫刻家の辻畑隆子さんによると、天国から現代に降り立った油屋翁をイメージし、鬼の子どもが天使の代わりについてきているとのことです。
「子どもたちをあいした ピカピカのおじさん」
「油屋熊八の像」
(説明板)
「あぶらや・くまはちのプロフィール
・1863(文久3)年、愛媛県宇和島の米問屋に生まれる。小さいときから働きもので有名だった。
・30歳のとき大阪へ出て、米の相場で成功し、巨万の富を手にする。つけられたアダ名が“油屋将軍”。
・34歳で相場に失敗し、全財産をなくす。臭くて暑い船底に乗りアメリカへ。
・3年間をかけてカナダからメキシコまでを旅し、38歳のとき帰国。アメリカでキリストの洗礼を受けていた。
・46歳のころ、別府温泉へ移り住み、ホテルを経営しはじめた。それがやがて、世界のお金持ちを迎える一流ホテルに成長する。
・アメリカで目にしたスケールの大きな観光地づくりを実践。大阪の上空から飛行機でビラをまいたり、“山は富士 海は瀬戸内 湯は別府”と書いた標柱を富士山にかつぎあげて立てたり・・。当時はだれも思いつかないような奇抜なアイデアをつぎつぎに実行した。
・美人バスガイドが案内する観光バスを日本ではじめてつくったのもこの人である。“地獄めぐり”は爆発的人気をあつめた。
・この人のまわりには、別府観光のためならなんでもしようというオモシロイ人たちがあつまった。みんな子どもたちが大好きで、『オトギ倶楽部』を結成し、寓話や歌や演奏を聞かせた。クリスマスにはサンタクロースが水上飛行機から下りてきて、子どもたちをびっくりさせたりした。『オトギ倶楽部』で、あぶらや・くまはちは“ピカピカのおじさん”とよばれていた。
・湯布院温泉を観光地として開発したのもこの人だった。当時描いていた観光プランは別府?湯布院?久住高原?飯田高原?阿蘇?長崎をむすんで道路をつくるという、九州全体を視野に入れたものだった。
・1935(昭和10)年、別府市で死去。73歳だった。くまはちが抱いた“ここを世界の観光地にしよう”という夢は、いまもこの町のあちこちに生きて息づいている。」
40を越える土産やグルメの店舗を構えています。
顔はめパネルは両面となっています。
「豊後茶屋別府店」で、とり天とだんご汁がセットとなった「豊後定食 1450円」を食べました。
〇ワンダーコンパス別府(観光案内所) 別府市駅前町12-13
「旅人をねんごろにせよ」と書かれた油屋熊八の顔はめパネルが置かれています。
○べっぷ駅市場 別府市駅前町12-13 HP
ガード下に連なる、アメ横みたいな商店街です。
2024年10月からのリニューアル工事中で、仮店舗で営業してます。
以下はリニューアル前です。
○別府ステーションホテル手湯 別府市駅前町13-4
外来入浴不可ですが、手湯があります。
○駅前高等温泉 別府市駅前町13-14 0977-21-0541 HP
玄関に手湯があるので、源泉に触れられます。
2源泉使用(あつ湯、ぬる湯)で、2016年あつ湯のほうを掘り直し、熱くなったようです。手湯もあります。
昼間だけ。ぬるめです。
何本も湯が落ちてきています。ダイナミックな手湯です。
○春日温泉 別府市駅前本町6-16 0977-23-1486 6:30-11:30 15:00-23:00 100円→200円 大正15年創設
海門寺温泉やビジネスホテル松美(→アマネクイン別府)のすぐ近くで、春日通りに面しています。
大正15年創設、創設当初の自噴泉から現在は掘削しており、浴室の奧(男湯の先)が湧出地です。
余り湯が男湯の入り口にオーバーフローしてきます。
源泉名「春日温泉」ナトリウム-炭酸水素塩泉(旧重曹泉) 自家源泉です。58.0℃ pH7.7 成分総計1.220g/kg
(分析書平成20年6月6日)
男湯と女湯の仕切りにお地蔵様が鎮座し、台石の石碑には春日温泉を作った当時の方々の名前が刻まれています。
別府の歴史を感じるレトロな温泉です。
○ビジネスホテル松美 別府市駅前本町6-28 16:00-1:00 300円
※2019/2閉館 アマネクが買収しアマネクイン別府となり温泉館は解体されました。
海門寺温泉から振り返ると、ノスタルジックな温泉館があります。
ビジネスホテル松美の温泉棟で、女性1階、男性2階。
源泉名「元祖 松乃湯」
ビジネスホテルがこんな温泉館を持っているとはさすが別府です。
○北部旅館街(旧行合町遊郭) 別府市駅前本町「仲間通り」
旅館すずめ 駅前本町8-6
旅館ちとせ 駅前本町8 自家源泉
旅館あおしま 駅前本町10-32
旅館かおり 駅前本町10-33 2016解体更地
春日通りを過ぎ、2つ目の仲間通りが北部旅館街。
旅館すずめ 旅館ちとせ(自家源泉)、旅館あおしま、旅館かおり(2016解体更地)があります。
ちょっと先に「山田別荘」があります。
楠町には、現在は喫茶店の「アホロートル」(別府市楠町7-8 0977-23-2876)があります。
別府で人気のラーメン店で、別府ら〜めん750円を食べました。
別府やよい商店街の「やよい天狗」です。
<やよい天狗の由来>
(説明板)
「やよい天狗の由来
天狗は神通力により日の厄除け及び自由自在の守り本尊と日本書紀にも記されております。西暦一六八八年 別府村北浜地方に大災害があり、別府村の住民は大被害を被ったと豊後紀行に書かれております。
その当時別府村には南北に両筑街道がはしり、長崎などと往来がとても多く西法寺に本陣・御旅所を置いたと伝えられております。西暦一七一五年(明和ニ年)天領当時の別府村を統治した森藩主の命により讃岐の国の白峯の地より秋葉宮御霊前を現在の秋葉神社の位置に建立したと豊後風土記に記録が残されております。
しかも当時としては海門寺に通じる裏街道であった現在の『やよい商店街の流川通り入口』に石碑を建立し付近一帯の無病息災を祈念したとも伝えられております。
やよい商店街では以前より温泉感謝と別府繁栄の心をこめ、いろんなかたちで祭り参加をしていました。
昭和四十八年二月、商店街の火災厄除けとして『やよい天狗みこし』を創作いたし、依頼五十年間当商店街に及ぶ大火罹災を免れ守護を賜り続けております。
毎年四月の別府温泉まつりには『やよい天狗みこし』として雄大かつ尊厳をも感じられるお姿を披露し温泉まつりの名物となっております。
別府やよい商店街振興組合」
○海門寺温泉 別府市北浜2-3-2 0977-22-3625 6:30-22:30 250円 HP
海門寺温泉は2010年2月26日に移転新築されて、共同浴場というより、立派な日帰り温泉施設のような玄関です。
玄関脇には「海門寺温泉湯かけ地蔵」があります。
源泉名「別府市営海門寺温泉」 ナトリウム-炭酸水素塩温泉 54.7
℃ 7.7 成分総計1.3904g/kg
(分析書令和2年1月24日)
○別府タワー 別府市北浜3-10-2 0977-26-1555 HP
日本で3番目に建てられた高層タワーです。
「国登録有形文化財」及び「日本夜景遺産」に登録されています。
<別府タワー神社>
<別府湾>
別府市内では珍しい午後から開ける共同湯です。(寿温泉も、午後から営業になりました)
午前中は営業していませんが、飲み湯と足湯で、源泉に触れることができます。
入口横には、紙屋薬師如来が鎮座し、飲泉所「飲み湯」と足湯があります。
源泉名「別府温泉紙屋温泉」を味見しました。
浜脇温泉エリアに分類されていますが
別府温泉エリアの紙屋温泉や永石温泉が近く、永石通りに面しています。
3体のお地蔵さんの脇を進み、松原温泉の中へ入ります。
外観とは裏腹に、浴室はレトロで、お湯も良し。
自家源泉ですが、分析書の掲示なく、源泉名がわかりません。
古くは松寿泉と言っていたので、源泉名は「松寿泉」、あるいは現在の浴場名の「松原温泉」か。
裏手に「国威宣揚碑」、横に「永石松」の碑があります。
源泉名「永石温泉」単純泉 47.2 ℃ pH8.1 成分総計0.938g/kg(平成31年3月分析書)
別府の共同浴場の中でもひときわ風格ある温泉です。
番台の女性に1枚しかない新聞折り込みちらしをいただきました。感謝。
入口は施錠され、組合員は保有する鍵で開錠して入ります。
組合員以外は、入浴料を投入し、扉の横にぶら下がっている鍵を使用し自分で開けます。
源泉名「別府市有雲泉寺貯湯タンク」。この源泉は他の共同浴場に幅広く利用されています。
秋葉通りにあるアパート専用共同湯です。
借家の募集物件みていると、アパート専用共同湯があったり、
マンションの1階や最上階に共同湯設置していたりします。
さすが、別府は温泉都市ですね。
昭和天皇もご利用された不老泉は、2014(平成26)年8月25日にリニューアルオープン。
玄関前にお地蔵さんが鎮座しています。
市営温泉の中で最も広い浴槽で、「あつ湯」「ぬる湯」が設けられています。
源泉名「別府市営不老泉」単純温泉 48.0℃ pH7.6 成分総計0.907g(分析令和6年7月)
○A-プライス別府店 別府市中央町3-7 0977-26-6750
ディスカウントスーパーです。
かぼす10個を108円で購入。
三叉路のまん中にそびえ立つ1本のバナナの木。
アーチ型の窓等に大正時代の建築様式が残ります。
子宝の湯「寿温泉」。
営業時間の案内が掲げられており、午前中の営業がなくなり午後からの営業開始となっています(平成28年1月4日〜)。
(碑文)
「往時この街角に高札場あり徳川幕府禁制を掲ぐ
文化七年(二月十一日)伊能忠敬来りて測量をなしこの処に国道元標を建つ
江戸日本橋より二百六十三里(1052KM)
この元標より西一丁目に庄屋宅ありと」
こちらは「流川通り会」によっ建立された碑で、
円柱の碑は、別府中央ライオンズクラブによる寄贈です。
○マルショク流川通店 別府市楠町4-10 0977-23-2284
マルショク流川店にて、九州乳業株式会社(本社大分市)のラクトコーヒー1000ml等を購入。
流川通りにあるレプリカ「名残橋の碑」です。
本物は別所で保管されています。
○喫茶アホロートル 別府市楠町7-8 0977-23-2876
2024年10月30日に閉店しました。元遊郭を改装した喫茶店でした。
2016年4月の熊本大分地震で被災し取り壊し、2018年12月にリニューアルオープンしています。
足湯と飲泉所が併設されています。
○やよいの湯 別府市元町1-12 0977-27-1200 24時間200円 月水金9:00-13:00入浴不可(温泉入替)
2007年7月11日にニューグロリアホテルグループによって開設されたやよいの湯です。
流川通りとやよい通りの交差点からすぐ入ったコインランドリーの隣にあります。
24時間営業の共同浴場で200円。100円の足湯も併設されています。
本家の天狗の湯も24時間で、入浴料は500円です。
両替機は隣のコインランドリーにあります。
200円投入すると、自動ドアが開くはずですが、開きません。
天狗の湯に電話すると、フロントで返金するとのことで、200円返金してもらい
再度100円2枚投入、自動ドアが開いてほっとしました。
源泉名「やよいの湯」単純泉 45.4 ℃ 成分総計0.8595g/kg かけ流し。
(分析掲示平成18年3月7日)
一つの浴槽を2つに区切っています。ぬるいほうは鉄分の湯花が乱舞していました。
浴室内は閉塞感がありますが、24時間入浴できる貴重な温泉です。
<天狗の湯> 別府市元町1-25G-パレス3階 0977-27-1126 24時間 700円
○竹瓦温泉 別府市元町16-23 0977-23-1585 6:30-22:30 300円 別府のシンボル HP
現在の建物は昭和13年(1938年)に建設されたもので別府温泉のシンボル的な存在です。
国登録有形文化財です。また、近代化産業遺産に認定されています。
男湯、女湯、砂湯とそれぞれ自家源泉使用で贅沢です。
顔出しパネルと、マンホール蓋「フラワーシティBEPPU キク サザンカ」
「昭和情緒と人情の「竹瓦界隈路地裏散歩」」
(碑文)
「別府八湯のひとつである「別府温泉」は、明治四年完成の「別府港」から発達した温泉町です。今だに温泉文化が息づいている面白い街です。平成十一年から始まった「竹瓦温泉」を中心にした「路地裏散歩」には、昭和情緒と人情ががあふれており、みんなの心を和ませてくれます。
春やよし宵やぬくしとゆるゆると 歩める人は皆湯治客 良道
平成14年3月あなたの町の郵便局」
1921年(大正10年)12月1日に完成した日本最古のアーケードです。