客室10室のこじんまりとした旅館。客室が少なく、立ち寄りでも混みません。
露天風呂はなく内湯のみ。
浴室は「千慈の湯」「若鹿の湯」、時間帯で男女入替。
千慈の湯は「岩風呂」「寝湯」「かぶり湯」「打湯」で構成。
若鹿の湯は「岩風呂」「寝湯」「打湯」「腰湯」で構成。
宿泊客のみの貸切風呂もあります。
脱衣所にある脱衣かごが深くて良いです。
厚着していてもはみ出さないのが冬は寒い那須にあっては嬉しいです。
打たせ湯の天井から落ちてくる打湯のみ加水です。
源泉タンクにパイプを通して水を温め旅館の暖房に利用しているので
源泉温度高くても、加水なしの掛け流しです。
結果的に「熱交換器」を使用していることになります。
浴室は階段状になっています。
意図して階段状のつくりにしたのではなく、しかたなくのようです。
女将さんは段差があって恐縮されていましたが、
カランが段差で下がっていく光景など、趣があります。
浴槽が段々畑になっています。
岩組の浴室で、木を全く使っておらず石だらけで荒々しさを感じます。
オーバーフローは白く痕跡を残しダイナミックさを感じます。
一番下の湯船には浴槽の中に腰掛け用の石が置いてあるので足をぶつけないようにとの注意書き。
せっかくだから、手探り、足探りで、腰掛け石を見つけたら2つありました。
小さい方を撮影しました、誰もいないので、ひまじんです。
内湯、打湯、寝湯とも、源泉は湯船の底に近い方に投入されています。
かぶり湯は針状に少量の湯が湯船に落とされています。
客室7部屋と小さな宿です。貸切入浴の確率高し。
帳場で最初は小さな声で、次にステップトーンで「すいませ〜ん!」を連呼し女将さんを呼びます。
玄関からは2階の客室への階段があるのみで、
2階の客室に上がって別の階段を降りて浴室に向かうこととなります。
玄関から浴室に直線で向かうには、厨房の中を横切ることとなります。
夜遅めの時は、どうぞとのことで厨房の中を横切りました。
welcomのプラカードを持った吠えない2頭のワンちゃんがいなくなりました。
動かないから逃げないだろうに、きちんと繋がれていましたけれども。
なんかツボにはまっていたので、残念です。
内湯のみ。カランはひとつのみでとってもシンプル。
シャンプーとボディーソープもそれぞれひとつ、椅子もひとつ。
それなのにケロリン桶が6つも積まれています。
周りの宿より一回り湯舟が大きいので源泉投入量は多く、
湯温は熱すぎることなくゆっくり入れるほどにちょうどいいです。
湯口の岩のふたを失礼して開けてみると、なるほど。。。
源泉バルブの開閉度によって源泉量を調整し温度管理をしてなさる。
湯舟の中は、壁際だけですが、中段があるのも嬉しいところ。
最初は湯舟の入り口に、入浴スロープがある!と感心しました。
でもって、竹がじゃまだと思いました。
山快でも寝湯があったから、もしかして寝湯?と思いパンフレットを見ると「寝湯」と記載、
竹は枕で、寝湯しました。
○鹿の湯
レトロな温泉で記載 画像等
鹿の湯・行人の湯引湯の宿では一番小さい湯舟です。
湯温調整はセルフサービスです。
<ホテルのほうの浴室>
内湯のみのシンプルな浴槽ですが、このホテルは目立つので、
スキー帰りの客でいつも混んでいました。
街道の反対側の喜久屋旅館などは立ち寄りの看板が出ていないので
空いているのと対象的でした。
パンフレットの写真を撮影。
激熱の内湯で、湯口には近寄れませんでした。
小鹿の湯がオープンして、こちらは使われなくなりました。
<小鹿の湯> ※2019/4〜一律500円となったようです。
那須湯本の「立花屋はなやホテル」の隣りに別棟で
「小鹿の湯」が新築され、2006年10月1日に公式オープンしました。
(その前もプレ営業していたけど)
平日400円、休日・土日祝日は500円(当初は休日・休前日は600円設定だった)。
9:00〜21:00の営業、露天風呂は19:00で日帰り客は終了です。
個室休憩(10:30-15:30)2,000円※持ち込み、出前可。
那須は土日祝やお盆、ゴールデンウィークは強気な料金設定をしているところがちらほらありますが
新築に金かけてる印象を感じ、この料金で大丈夫なのかなぁと心配してしまいます。
自分「鹿の湯に似ていますね」
女将「鹿の湯はあまり行ったことないから、よくわからないのよねぇ。
でも、鹿の湯を造った棟梁がここつくったのよ」
自分「すいていますね」
女将「鹿の湯はテレビでよく取り上げられて人多いけど
うちはテレビ取材の話は出ても来たことないし〜。
どんどん宣伝してぇ」
チラシをごっそりと渡されました。
内湯は、高温と中温の浴槽が2つあります。
内湯は木と硫黄のかおりと天井からの空気で息苦しくなく、いいハーモニー。
露天風呂は、低温設定です。
女子露天風呂は、直径180cmで作れる最大の信楽焼きの浴槽です。
源泉は内湯に優先して回すので、冬は露天風呂はかなりぬるくなります。
3つの湯舟を行ったり来たりできるので、かえって良いかも。
ホテルの元の内湯は激熱でしたが、新しい施設は、ぬるめでゆっくり硫黄泉にひたることができます。
宣伝してぇと言われていたので、画像を多めに貼りました。
ここは宣伝下手で、サイトないし。観光協会にお知らせチラシとか置いていないし。
<オープン時>
<リニューアル後>
※アサカ荘となりました。
湯舟は内湯のみ。土日祭500円、平日400円。
鹿の湯・行人の湯は強烈です。排水溝の金属のフタが腐食して溶けています。
湯口は透明、湯舟は白濁。
浴室の外は「川原の湯」が目の前に見えます。
あさか荘は、素泊まりの宿(5000円)として、2020年4月1日オープン。旧千歳屋旅館です。
民宿アサカ荘が引き継いでいますが、民宿アサカ荘も営業継続で、
2食付宿と素泊まり宿の2宿体制でやっていくとのことです。
日帰り入浴500円 8:00-20:00
受付で、スタンプカード、シャンプー、リンス、ボディーソープの入ったカゴを手渡されます。
小さな浴槽で鹿の湯・行人の湯を堪能しました。
窓の外は河原の湯。
千歳屋旅館の時に、同じ浴槽に入っていますが、ほぼ変わっていません。
変わっていたのは、分析書の掲示が見当たらなかった、脱衣籠がプラケースとなった、
洗面台に紙コップが備えられたことぐらい。紙コップはあるものの、冷水は見あたりません。
洗面台の水道蛇口から飲めということでしょうか、飲みました。
栃木は水道水でも旨いので、自分的にはこれでも満足です。
<アサカ荘>
こちらも営業中です。
日帰り入浴不可なのですが、以前は、とちぎにごり湯の会のガイドブック使用で400円で入浴できました。
浴室は別棟となっています。元湯温泉の文字が雰囲気出ています。
女将さんの対応がとても丁寧で、恐縮してしまいます。
※2023/9/29に「フォートリート+那須高原」となり、日帰り入浴は実施しなくなりました。
2018年5月1日から1000円→1100円(11:30-15:00)。
内湯は真湯、露天風呂に鹿の湯・行人の湯混合泉を使用しています。
気温の低い時期に加温あり、循環ろ過。
那須ビューホテルのほうが風呂・景観とも良かったのですが、
ビューホテルは閉館したので、ここは鹿の湯・行人の湯の引湯で一番遠い宿です。
源泉から遠いので、ぬるめで、のんびりできます。
毎朝全量入れ替えしています。日帰り入浴は14:00〜。
露天風呂から絶景が望めます。ホテルエピナールがしっかり見えます。
エピナールは14階の上に展望台があり、そこからの景観も絶景。
(と思う。夜だったので、山方面は真っ暗。夜景はキレイだったけど)
<鹿の足湯>
鹿の足湯は2010年に閉鎖しました。
地元の有志が管理されていましたが、ここは「松川屋
那須高原ホテル」の敷地で、
松川屋の鹿の湯を使い、松川屋が主に管理されていました。
冬季休業から開湯のお知らせが松川屋のblogに掲載され、
タバコの吸い殻や、ペットボトル等のゴミが多く捨てられていることへのお願いがあり、
マナー良く利用しないと継続は難しい印象を受けていました。
創業は江戸時代と老舗の宿。
清水屋もそうですが、源泉をより良い状態で提供しようとの姿勢に感心します。
鮮度良いです。
内湯のみですが天井も木造で味があります。眺望もなかなか良いです。
右手には民宿南月が見え、窓の正面に山が見え、おぉ!そこには「いこいの家」が見えます。
御用邸は見えないけれども。。。
寒いはずです、玄関では氷点下。
内湯の窓あけたら雪が舞い込んで、雪見気分。露天風呂じゃないので寒くなくて良いです。
一般入浴不可の共同浴場。民宿に泊まると入れます。
マンホールの上部は、雪が溶けています。