自家源泉(松屋源泉)がぬるくなってしまい、集中管理源泉と混合でかけ流しているとのことです。
加水代わりに自家源泉で埋めているんですから泉質上等です。
温泉入れ替えのため23時から翌朝まで入浴できないとの掲示があり湯替えも毎日しています。
屋上に貸切露天風呂があります。
露天は日帰りだとダメだろうと思いつつ聞いてみると予想外にOKとのこと。
1階内湯の横から、女将さんがエレベーターのボタンを押してくださる。
3階建てなのにエレベータがあるんです。
脱衣スペースには、コイン洗濯機とコイン乾燥機、洗剤、脱衣かごひとつ。
脱衣かごは洗濯と脱衣と共用かな。洗剤まで置いてあるのは良心的です。
見た目はヒノキ風呂ですが、よく見ると、家庭用ホーロー風呂を木で囲っており、手作りの風呂です。
湯口ちょろちょろかけ流しで、湯口硫黄臭。
雑多な屋上の小さな付け足しみたいな露天風呂ですが、良いです。
眼下には伴久の湯小屋が見えます。展望は湯西川方面が開けます。
男湯の内湯は通りに面しており洗い場に近づきすぎると外からたぶん見えます。男女固定でしよう。
湯口は湯西川にしては強めの印象を受ける硫黄臭で、古いカランは見事に腐食しています。
湯口から手作りの源泉受けのパイプに受けた湯は湯底へ。
おもしろいものを作るなぁと感心します。
源泉投入量と同量が湯船の縁からオーバーフローしていきます。
浴槽内に循環口はありますが塞いでいるとのことなのでかけ流しです。浴槽内熱くなく適温です。
自家源泉を単独で使っていた時はぬるいので循環加温していたのでしょう。
入浴料500円。入浴時間10-18(関係ないかも)。
地民は宿の人がいなくてもフロントの料金箱に料金入れて入浴するシステム。
中学生以上200円、小学生100円、以下無料となっています。
「地元の皆様へ フロントにて料金をお支払い下さい。」の掲示があります。
地元の方が銭湯代わりに使っています。家族風呂もあったりします。
ランチもやってたりします。
足湯の紙が置いてあったので、近くの戸を開けると足湯があったりもしました。
内湯のみの小さな湯船に集中管理源泉かけ流し。湯口硫黄臭。ケロリン桶。
湯西川訪問者にとっては地味な宿ですが、
地元民にとっては、メジャーな男女別浴の共同湯的お風呂のようです。
掲示は、集中管理源泉の分析書で「高房ホテル源泉」の掲示はなし。
加水なしの掛け流しなので、ぬるい自家源泉を混合しているかもしれません。
自家源泉「山口 森 源泉」かけ流し。引き湯だそうです。
影響を与える事項の掲示なし。
内湯、露天とも源泉投入に見合ったオーバーフロー。
露天風呂の湯口は、湯舟内側面から源泉投入。
露天、内湯とも熱めです。
リーズナブルなコース料理のランチが開始されています(2017)
※2021年8月31日閉館しました。→2022年4月1日再開。
【本館】
地下1階に大浴場「妓王の湯」があります。地下といっても、高台にあるので、景色は眺められます。
内湯の外に露天風呂「扇の湯」があります。湯口は扇をかたどっています。
自家源泉「平家本陣の湯」を使用、影響を与える事項は「加水、循環ろ過、塩素」。塩素臭は感じません。
【庭園露天風呂】
朱塗りの橋を渡っていくと、庭園露天風呂があります。
湯西川源泉(集中管理)の分析書が掲示されています。
内湯は自家源泉「平家本陣の湯」なので、2本の源泉を使用しているようです。
湯口からきた湯は湯底に導かれ、露天風呂内に投入されています。
ザコザコオーバーフローしています。
湯船は深く、湯底には手が届かないので、循環しているか足で確認してみましたが
微妙な圧は足では感知できませんでした。
影響を与える事項の掲示はありませんが、内湯では感じなかった塩素臭感じましたけど。
平成3年に温泉を掘り当て日帰り温泉施設と食事処を開業、当初は、湯西川温泉センター清盛。
平成10年に「湯乃宿 清盛」を始め、温泉宿となりました。
食事処と同じ営業時間の14時までと以前に比べて入浴可能時間が短くなっています。
内湯と露天があります。
自家源泉「白貂(しろてん)乃湯源泉」のかけ流しです。
湯口の源泉から硫黄臭がしないのは、タンクがあるからか、本来の性質なのかは不明。
男子浴室「天恵乃湯」、露天風呂「清盛の隠し湯」、女子浴室「白美乃湯」と温泉許可証に記載。
湯西川温泉の入口にある大型老舗旅館。一度破産しています。
自家源泉「華胥の湯」58.1℃〜59.5℃ 湧出量120〜160L/min.(必要に応じて湧出量を調整)
日帰り入浴は、11:30-17:00 1080円。内湯2、露天風呂2に入り、華胥の霊泉を飲んで満足。
女性は、さらに岩風呂にも入浴でき、5か所の湯舟を巡れるので、女性の満足度は高いと思います。
※湯西川温泉「花と華」を経営していたマウンテンジョイが2014年9月2日、
宇都宮地裁から特別清算開始決定を受けました。負債総額は約21億円。
バブル期に新館建設で総部屋数76室、10種類の湯船など規模を拡大、
ピーク時の1994年4月期の売上高は、約13億9500万円を計上していました。
近年の年間売上高は約10億円にまで落ち込んでいました。
旧(株)湯西川国際観光ホテル平家亭は、経営不振から会社を分割して、
ホテル経営を新(株)湯西川国際観光ホテル平家亭に譲渡、
旧(株)湯西川国際観光ホテル平家亭は(株)マウンテンジョイに社名変更して負債を抱え、
整理過程に入っていました。
<大浴場「のんびりとゆったりの湯」(男・女)24時間>
「循環ろ過、塩素、加温することあり」
掛け湯と思ったら、水。サウナがあるのに水風呂がないので
(女性大浴場には水風呂はあります)、水で掛け湯するようです。
<露天風呂「川風と湯けむり」(男・女) 24時間>
「塩素」あり。
湯口から源泉投入。ライトアップの照明があるので、夜は映えそう。
<岩風呂「涼風と岩の湯」(男女入替制)>
男女入れ替え制で、朝は男性、15:00〜女性となります。
「循環、塩素」
画像はパンフレットから
<檜の湯「木の香と湯の香」(男・女)15:00〜>
掲示がなかったのですが、「循環、塩素」と推定。
<露天風呂「眺めと湯の香り」(男・女)15:00〜>
掲示がなかったのですが、「循環、塩素」と推定。
滝の湯口は循環分。パイプから源泉投入。硫黄臭します。
塩素臭は感じられません。
湯西川の一枚岩の川床が見えます。
清掃後、お湯がたまってきた状態で、オーバーフローの湯面まで達していません。
24時間入浴可の露天風呂より、湯舟内の湯の状態は良く感じました。
<華胥の霊泉>
中庭に湧く湧水です。湯上り処のウオーターサーバーでも提供されています。
湯上り処で、入浴前後に自由に飲むことができるのもうれしいところ。
<華胥の湯 湧出地かな>
破産した「伴久ホテル」の競売資料をみると、
源泉が2本(伴久源泉、伴久スプリングバレー源泉)あり、両泉とも低温のため加熱して使用。
【伴久源泉】
伴久源泉は、伴久ホテル及び本家伴久の共同管理。伴久ホテルが3分の2、本家伴久が3分の1を使用。
栃木県保健福祉部薬務課の平成21年7月の源泉調査によると、
湧出地:日光市湯西川左岸(河川敷)本家伴久隣接地
湧出量:259リットル ボーリング動力揚湯
泉温:24℃
【伴久スプリングバレー源泉】
伴久スプリングバレー源泉は、
湧出地:日光市湯西川字木ノ沢612-64(伴久ホテル湯西川の対岸)
湧出量:127.8リットル ボーリング動力揚湯
泉温:41℃
伊東園の経営となりました。
創業1666年の老舗です。
明治の頃の湯西川の宿は、「懐古楼」(現在の伴久)「清水屋」「湯本屋」(伴久が買い取り)。
栃木県内の宿では、4番目ぐらいに古いかな。
十二単館改装費用が負担となり、2005年10月に宇都宮地裁に民事再生法申請。
営業を続けながらの再建で、さほどニュースにはなっていません。
(塩原の和泉屋が1536(天文5)年創業、板室の大黒屋が1551年創業、
塩原の丸屋が承応年間(1652年-1655年)創業、塩原の明賀屋が1674年創業。)
自家源泉「伴久源泉」の使用権を3分の1持っていますが、泉温26度では掛け流しは無理。
露天風呂に源泉「高手観音の湯」を掛け流しで使用しているようです(日帰り不可なので未確認)。
<伴久一郎氏顕彰碑/伴久一郎之像>
日光市湯西川支所に、伴久一郎氏の小学校建築の土地寄贈の顕彰碑があります。
本家伴久の庭に、伴久一郎之像があります。
※2023年休業→閉館となりました。
自家源泉「清水屋源泉」を所有していますが、温泉は集中管理を使用のようです。
以前はかやぶき屋根のため「打ち上げ花火禁止」の看板がありました。
平家集落は、すべて瓦屋根となりました。
日帰り入浴は、本館の「内湯 琵琶の音色」「露天風呂 朧月夜」か、屋外大露天風呂「藤の花房」の
どちらかを選んでの入浴となります。本館のほうを利用しました。
別ページに記録。
外観は歴史のある情緒のある宿でした。
取り壊されて、真新しい宿が建ちました。
※清水屋旅館、富士屋旅館の源泉名は、立ち寄り温泉みしゅらんの情報を活用しました。
山城屋(有限会社山城屋グランドホテル)は、2013(平成25)年3月27日破産手続開始決定(東京地裁)。
営業は継続しています。
閉館したらニュースになったでしょうが、営業しているので、ニュースにはなっていません。
源泉名「湯西川集中管理前山源泉」(湧出地:湯西川字命綱865)
湯西川共同浴場薬師の湯等で使用している源泉です。
影響を与える事項「季節により加水、加温、循環ろ過、塩素」
<内湯 霜松の湯>
浴室に入ると、硫黄臭が漂い、掲示を見なければ、いい湯だなと思います。
湯口から大量に出ている湯は循環分で、パイプ湯口が源泉。
投入量に見合うオーバーフローがあります。
<露天風呂 洗心の湯>
露天風呂は湯西川に面し、河床の一枚岩が見て取れる景観です。
岩の湯口は循環分、パイプから湯中に投入されているのが熱いので、こちらが源泉と思います。
<おやすみ処>
おやすみ処があり、外のデッキに出ることができます。
湯西川の河床の一枚板がよく見えます。
おやすみ処の先に、貸切露天風呂が3つ(御影石の湯・檜の湯・釜の湯)連なっています。