日光市では、栗山温泉郷の表現は使用しておらず、栗山郷と表現しています。
栗山郷は、天慶年間(940)より藤原秀郷の領地であったため、藤原氏の氏神の信仰が特に厚いようです。
高房神社(御祭神は藤原高房)が湯西川にあり、春日神社(藤原家の氏神)が上栗山と西川にあります。
栗山温泉郷へ
「WELCOME!これより栗山温泉郷」の看板
日向温泉 0.5km
栗山中央 5.0km
蛇王平温泉 12.0km
家康の里 16.0km
川俣湖温泉 21.0km
川俣温泉 26.0km
奥鬼怒温泉 30.0km
県道23号線の随所に看板が出ていて、ほぼ一本道なのでわかりやすい。
国道121号線から県道23号に入り、最初に鬼怒川を渡るのが小網大橋です。
県道23号の田茂沢トンネル内で、旧栗山村(日光市日向)に入り、
トンネル出て、八汐大橋、戸中大橋を渡ると、日向の集落です。
営業している民宿は「ひなた荘」「たまる」「戸庁の館」だけとなったようです。
民宿が連なっている地域から離れた場所に「戸庁の館」があります。
戸庁の館へ400Mの看板がありますが、よほど注意してないと見落とします(新しくなった様子)。
宿泊受け入れは1組限定の宿。日帰り入浴はできないけれども様子見。
味のある宿で昔の代官屋敷です。集中管理の日向温泉新源泉を使用した温泉もあります。
パンフレットいただきました。
【戸中】脇道に入る
<栗山館(廃館)> → こちら
<日向温泉栗山館配湯所> → こちら
<生の泉(弘法の水)> → こちら
【日向】
<日向温泉第2中継所> → こちら
<日向温泉第1中継所> → こちら
<日向温泉源泉配湯所> → こちら
【日向】〜【日陰】
<万歳松> → こちら
<日向野尻薬師堂/六地蔵供養塔> → こちら
<日向記念公園> → こちら
<日向公民館建設の碑> → こちら
<龍蔵寺> → こちら
<熊野神社> → こちら
<子安地蔵尊> → こちら
<男体山水抱離場> → こちら
<金勢大明神/大黒天> → こちら
<自在寺> → こちら
<加羅瀧不動尊/唐滝不動尊> → こちら
大王高原を下りてきて、県道にぶつかると、その先は、廃橋となった「竹ノ上橋」。
観光案内看板地図には、ルートが記載されていますが、橋は吊りワイヤーが残るだけで渡れません。
大王高原入口に「川俣温泉24KM」と「大王高原」の案内板。
新しい「竹の上橋」は、県道の先で鬼怒川を渡ります。
大王高原荘は廃館となっていますが、バス停は「大王高原荘入口」の標識です。
正式には、「大王入口」にバス停名は変わっています。
「竹ノ上橋」太いワイヤー。吊り橋は支柱とワイヤーが残るのみ。新しい「竹の上橋」
【大王】
<大王高原キャンプ場>(廃止) → こちら
住所が日蔭で、日向温泉新源泉が日蔭地区の各戸に配湯されています。
営業している民宿は、「かじ加荘」「まごころ」だけとなったようです。
住所が日蔭なので、地元の案内図では、栗山中央民宿に分類されています。
<月山湧水/簡易水道> → こちら
<日光市日蔭温泉スタンド> → こちら
旧栗山村役場近辺に栗山中央民宿があります。
出ている看板は木々に遮られわかりにくいです。
営業している民宿は、土呂部の「水ばしょう苑」だけとなったようです。
栗山行政センターの駐車場の一画が、栗山村記念公園となっています。
<栗山村記念公園> 大岩の石碑
<開村百十年記念碑> 歴代村長、議長名が刻まれています
<飛翔への軌跡> 裏面は閉村へ至るまでの沿革等が記されています。
<未来を拓く童子たち> 解説板
行政センターは、移転し複合施設となりますが、記念公園はこのままここに残るのでしょうね。
自家源泉「四季の湯」の良い温泉施設です。
ガソリンスタンド横にあった温泉受けが、木枠から缶に変わり、スタンドの閉店で、なくなりました。
湯口の竹は、竹の根元を使用しているので、根っこがそのままついていて、風変わりです。
来るたびに竹の根元が新しくなっており、竹の根元にこだわっています。
湯口から硫黄臭がただよう源泉をドバドバ投入。
カラン3基からは源泉が出てきます。洗面器に源泉を放置すると、びっしりと泡がつきます。
愛宕山トンネルは、2011(平成23)年12月10日に開通。
従来の道は、鬼怒川に愛宕山が迫る崖道でしたが、トンネルであっという間に開運の湯の手前に出ます。
黒部上栗山の愛宕山は、川俣の愛宕山と同様に、山岳宗教の修験に関する霊場です。
愛宕山トンネルの上にあるのが愛宕山。
愛宕山山頂付近には、愛宕神社、今宮神社、神者大権現、稲荷様の4社が祀られています。
峠近くには行屋があり、この前で獅子舞が舞われています。
開運橋を渡ると、開運の湯等があります。(開運の湯は2020年11月休業から2021年4月営業終了)
<開運の湯> → こちら
<平家杉> → こちら
<春日神社> → こちら
蛇王平温泉手前4k地点看板。
蛇王平温泉民宿村は川俣温泉手前15.9kmに位置します。蛇王平温泉組合の看板もありました。
かつては、上栗山温泉が引かれていたものの、上栗山配湯所は廃止されました。
現在、営業している民宿は1軒もありません。
鬼怒川へ落ちる蛇王の滝。
落差100m近くあり白糸を引いた見事な滝です。
川俣湖温泉手前5.0kmに家康の里(平家高原民宿村)があります。
平家高原民宿村には、栗山東照宮、水ばしょう自生地、布引の滝があります。
1995年7月に家康の湯が開湯した当時9軒あった民宿も、
「一乃屋」「福富士」「大野屋」の3軒だけとなりました。
家康の湯も2013年10月に休止・廃止となりました。
由来より
「会津方は日光東照宮境内に数ある宿坊の中でも由緒ある宿坊に祀ってあったと思われる
「男体山三社の御神体」と「徳川家康公の御神体」を密かに奉持し、富士見峠を越えて僻遠の地、
野門村に住む「小栗久右衛門」に「肥後守」(会津城主松平容保)の命による左記のお墨付きとともに
象牙の白笏を授けて「守護職」を命じた。
この事実を広く世に伝えんと昭和45年10月、地元奉賛会が中心となり「栗山東照宮」を建立、
一般崇敬者の礼拝の対象としたものであります。」
野門温泉共同浴場「家康の湯」は、2003/10/1に休止し、廃止となりました。
下野新聞によると、
1995年7月に開業し、当時9軒あった民宿の宿泊客などが利用、
1997年のピーク時は年間約1万3千人の利用客があった。
民宿5軒の廃業とともに売り上げが減少。
2012年の利用者は約1200人とピーク時の10分の1以下に落ち込んだとのこと。
開業から8年で廃止となりました。
日蔭温泉スタンドからの運び湯でした。
川俣湖温泉民宿村は、営業しているのは、瀬戸合荘と、飲食店として一平だけとなったようです。
(廃業 ふたまつ 山水 大和屋 丸大荘(売物件) 富士屋 平家館 平和 湖畔荘(売物件))
<瀬戸合峡> → こちら
<大将塚(平家塚)> → こちら
<上人の池霊泉> → こちら
<上人一休の湯> → こちら
<平の湯> → こちら
<川俣湖温泉配湯所> → こちら
<眺望閣> → こちら
<二本松広場> → こちら
<不詳の神社>
瀬戸合荘を過ぎ、湖畔荘を過ぎた突き当たりから鉄階段あがったところに神社がありました。
<川俣大橋>
「これより川俣温泉」
「奥鬼怒・川俣旅館組合案内板」は、休館・廃業した宿多し。
<旅館案内>
噴泉橋のところにある旅館案内。休館・廃業した宿多し。(休館・廃業した宿)
※ この看板近辺で日帰り入浴できるのは、仙心亭と川俣一柳閣(2019/5/15休館)だけとなりました。
足湯もありますが。
※ 川俣一柳閣は、経営代って、2020/秋再openしたようです。
温泉露天風呂は台風被害復旧に到らず、内湯で薬湯対応。日本秘湯を守る会未復帰です。
「この薬師堂は、別名湯前薬師とも呼ばれ、特に目を治す薬師として、近在の人びとの信仰を集め、
4月8日を例祭日としている。」(日光市HP)
展望台よりも噴泉橋の上からのほうがよく見えます。
<湯沢噴泉塔歩道入口/湯沢檀(まゆみ)橋>
こまゆみの里の手前に、湯沢噴泉塔歩道入口があります。(通行止)
その先に、立派な「湯沢檀(まゆみ)橋」があります。
「ここは高冷地のため竹が生育せず、群生していた「まゆみ」の原木で弓を作り、
若武者が駒にまたがり弓の修練に励んだ地、平家平、駒弓と伝わっている。」
近くにある宿は、屋号を「平家平温泉こまゆみの里」と命名しています。
2013年の地震被害大きかったのですが、営業継続できて、安堵しました。
前身が材木屋だけあって、ふんだんに古木が利用されて圧倒されます。
※2020年から日帰り入浴中止中。
<女夫淵温泉>廃業・更地 こちらに移動
同じ番地「日光市川俣646-1」で、かなり離れた場所が同じ地番です。
川俣ダム管理支所から、こまゆみの里まで9km以上あります。
・川俣ダム管理支所
・磯部建設川俣生コン工場
・川俣温泉 蔵
・こまゆみの里
国土交通省のサイトでは、川俣ダムへのアクセス注意事項として以下記載。
「カーナビ等で住所検索すると、違う場所が案内されることがあります。」
〇不思議な冷蔵庫
開運の湯や、川俣湖温泉(画像)等のバス停に、冷蔵庫が置かれています。
2ドア冷蔵庫を使っているところもあります。
川俣温泉は流し台です。
何でしょう?
戸中 上栗山
蛇王平温泉民宿村 川俣湖温泉民宿村 川俣温泉
栗山中学校跡前、大王高原、大王地区、松の木平
答え↓
ぶらり途中下車の旅 > 上栗山温泉開運の湯 2013年11月16日放送
以下、上記より引用
「【冷蔵庫の新聞受け】
この地域では、バス停の横に冷蔵庫が設置されています。実はこれ新聞受け。
雨の日も濡れないようにと、古くなった冷蔵庫を新聞受けに利用しています。
新聞を運んでくるのは、鬼怒川温泉からやってくる朝一番のバス。
運転手さんが停留所に置かれた冷蔵庫に新聞を入れ、
それを日替わりの当番の人が取りにきて、村に持ち帰ります。
そして、家ごとに仕切られた集配箱に仕分けし、各家の人が取りに来るのだ。」
<奥鬼怒遊歩道>
鬼怒川に沿って、勾配はなだらかな遊歩道です。森林浴しながら気持ち良く歩けます。
山の斜面から鬼怒川へ湧水が流れ込む部分では、遊歩道がコンクリで固められています。
遊歩道がえぐられない工夫で、なるほどなと思います。
急に開けた場所に出ると、そこは八丁湯。林道だと最初の宿は加仁湯です。
男性内湯が、一番古い湯舟。昔は男女用だったため、湯舟は2つに区切られています。
それぞれの湯舟に源泉投入。分析書は7号源泉。
白熱電球もどきの蛍光灯。洗面器置きも味があります。
雰囲気を大事にしているのが伝わってきます。
2018/4/1から日帰り入浴料800円です。
<加仁湯>
平家納豆を売っている由縁も、長久温泉(閉館)の由来も、合点がいきました。
2018/4/1から日帰り入浴料800円です。
鬼怒川の温泉では、最奥が日光沢温泉です。レトロな山小屋です。
噴泉橋から山王林道で8km地点に、西澤金山跡があります。
一時1,300人程の鉱山従事者がいて小学校や病院などもありました。
日光自然博物館(日光市中宮祠)に展示コーナーがあります。
東武ワールドスクウエアは西沢金山の大原精錬所跡です。